さ~て、今回ご紹介する症例は、
バレーをしていて、亜脱臼してから
治療しているけど亜脱臼を繰り返してしまう
八女市在住の20代男性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは是非読んでくださいね!
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。
さて、今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「亜脱臼しやすい肩の原因」
というテーマでお届けいたしますね。
同じように肩が亜脱臼しやすくなっている方の
お役に立てるのではないか思います。
福岡県久留米市の整体師が診た!
【亜脱臼しやすい肩の原因について】
私:
「こんにちは。今日はどうされましたか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「肩が脱臼しやすくてですね~。」
私:
「どちらの肩が脱臼しやすいんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「左肩なんですよ~。」
私:
「脱臼って、完全に抜けてしまうんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「いやいや!亜脱臼っていうんですか?
完全には抜けないみたいなやつです。」
私:
「亜脱臼ですね。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうなんですよ~。亜脱臼しやすくて
夜に寝てたら、抜けるようになってですね~。」
私:
「寝てるだけで亜脱臼ですか?いつから
そんなに亜脱臼するようになったんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「夜寝ていて亜脱臼するようになったのは
2年くらい前ですかね~?」
私:
「一番初めに肩を亜脱臼したのはいつですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「3~4年前なんですけどね。
バレーのレシーブってわかりますか?」
私:
「向こう側から来たボールを受けるやつでしょ?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうそう!そのレシーブを横に跳びながら
したときに、ボールの勢いに押されて
腕が後ろに流されて、腕の付き方が悪かった
みたいで、その時にグキッとなった時ですね。」
図:受傷したレシーブの様子
私:
「腕が後ろに持っていかれた時に
亜脱臼してしまったんですね。
その時に病院には行ったんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「はい。もちろん。
レントゲンで脱臼まではしていないから
と言われて、3週間くらい固定してました。」
私:
「ちゃんと亜脱臼の処置してありますね。
それでリハビリは受けたんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「リハビリは結構、受けましたよ。
インナーマッスルっていうんですか?
内側の筋肉をつけるようにって言われて
今も体操とかチューブ使ったりしてます。」
私:
「それでも寝ているだけ
亜脱臼を起こしてしまうんですね~。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「だから整体にも週一回くらい通っていますし
鍼にも行ったりしているんですけどね~。」
私:
「お~色々とやっていますね。
ちょっと整理しましょうか?
リハビリでは何と言われているんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「リハビリはもう行ってないんですよ。」
私:
「じゃあその当時に言われていて
今でもやっていることは?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「肩周りのストレッチとチューブ体操ですかね~。」
私:
「整体の先生の見解は?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「背筋がないから、猫背になっていて
そのせいで肩が前に入っているから
亜脱臼になりやすいと言われて
背筋の強化する体操とかですね。」
私:
「なるほどですね。それでも、
亜脱臼を起こしやすいというわけですね。
ていうか、猫背ですかね?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「肩が前に入っているし、猫背って言われたんで~。」
私:
「猫背かな~?背筋がないと思います?
猫背に見えないし、背筋は鍛えてありますよね?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「まあ、背筋がないというのはちょっと…。」
私:
「でしょ~?まあそれは置いておいて
一番最後に亜脱臼したのはいつですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「この間の日曜日に試合があって
その時にレシーブした時と
サーブしようとした時の2回ですね。」
私:
「そんな頻繁に亜脱臼するんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうですね。かなり頻繁に亜脱臼しますね。」
私:
「ほお~、バレーする頻度は?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「まあ週に3回くらいです。」
私:
「時間はどれくらい?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「まあ2時間くらいですよ。」
私:
「準備体操はしっかりしているんですか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「まあそれなりにしていると思います。」
私:
「そうですか~。
かなり頻繁に亜脱臼しているようですね。
肩周りの靭帯とか筋肉の状態を診ていこうと
思いますが、今の状態で何か肩に違和感は?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうですね~。何て言うのか?
肩が不安定な感じはずっとしていますね。」
私:
「わかりました。じゃあ診ていきましょう。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「はい。お願いします。」
検査中
私:
「これは前方に対する動きが
かなり不安定になっていますね。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「あ~そうですか?」
私:
「こうすると肩の関節が前に動くでしょう?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「あ~そうですね~。」
私:
「これが亜脱臼おこしやすい方向という事です。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「あ~なるほどですね。」
私:
「さっきレシーブの時に
初めに亜脱臼おこしたって言われていましたし、
最後に亜脱臼おこしたときもそうでしたよね?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「はいはい。そうですね。」
私:
「つまり、この方向に力が加わった時に
亜脱臼を起こしていて、その時に前方向に
行かないようにしていた靭帯とか筋肉が
やられてしまっているわけです。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「あ~なるほどですね。」
私:
「だから、
亜脱臼を起こしやすくなっている
というわけなんです。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「なるほど~。」
私:
「病院では腱が切れたり、
靭帯が損傷しているとか
言われたことはありますか?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「それは言われませんでしたね。
ただ固定していただけですからね。」
私:
「そうですか。診た感じでは
若干、靭帯が緩くなっているようです。
それよりも問題なのは、筋肉のバランスです。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「筋肉のバランスですか?」
私:
「そう、肩を前に引っ張り出す役割を
している筋肉が異様に硬いんですよね?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうですか。なんですかね~?」
私:
「固定している時に吊っていたでしょう?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「はい。そうです。」
私:
「それが主な原因で、おそらくそれよりも
前にすでに始まっていたんでしょうね。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「え~マジですか?そうなんですか?」
私:
「ただでさえ、下に引っ張っておくための
筋肉なんですけど、普通は人はあんまり
頻繁に手を挙げたりしないですよね?」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「まあそうですよね。」
私:
「普通の人でさえ、そうなのに
吊っていたら、余計に手を挙げれないから
その筋肉が硬くなっているんですよ。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「あ~なるほどね?僕は特にですか?」
私:
「そうですね。でも、普通の人でも
結構、多いですよ。たまたまバレーで
妙な負荷がかかってしまったことと
固定したことが拍車をかけたんでしょうね。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうですか~。」
私:
「でも、大丈夫ですよ。
この筋肉をきちんと緩めてあげれば
前方への引張りが少なくなって、不安定さは
完全ではないけど、少なくなるはずです。」
亜脱臼しやすい肩に悩む患者様:
「そうですか。ぜひ!お願いします。」
私:
「はい。じゃあ、やっていきましょう。」
と、ここまでが、患者様と私との問診のやり取りです。
亜脱臼しやすくなってしまっていた
肩関節を前方に引っ張っている筋肉とは?
「大円筋」
という筋肉です。
この筋肉のせいで、かなりの頻度で
亜脱臼を起こしていたようです。
この大円筋をきちんと緩めてあげると
肩の周りのバランスが取れて、肩が軽く
回しやすくなりました。
不安定感というのもある程度解消されました。
このストレッチはこのようにします。
このストレッチは意外と難しく
うまくここの部分を伸ばせるようになるのに
ちょっとしたコツが要ります。
これはその人の癖によって、異なるものなので
亜脱臼を起こしやすくて、お困りの方は
ぜひ一度、診せに来てください。
何にしても、きちんとした見立てが
最も大事で、その後にもしっかりとした
ケアをしていくこと。
その指導を受けることが
身体を維持していくポイントです。
ずっと痛みのない状態というのは
有りえないのですから、定期的に
ケアしてもらいながら、その都度
改善していく。
それが大事なポイントなのではないでしょうか?
さて、今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「亜脱臼しやすい肩の原因」
というテーマでお届けいたしました。
同じように亜脱臼しやすい肩の症状で
お悩みの方は、同じような原因かもしれませんよ!
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