最後の別れには一言でもいいから・・・

心の痛み、悩み、持ち方


さ~て、今回ご紹介する症例は、

同世代の嫁の母親が
何も知らされないまま

亡くなったことを
急に聞かされショックを受ける

柳川市在住の80代女性

が診察でお見えになる内容です。

気になっているあなたは
是非読んでくださいね!

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こんにちは。

「家庭の医学 in 久留米」
を運営している

トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」

「最後の別れ」
というテーマでお届けいたしますね。

最後の別れについて考える
いい機会になると
思いますので、
ぜひ読んでみて下さい。

福岡県久留米市の整体師が診た!
【最後の別れについて】

私:
「こんにちは。
今日はどうされましたか?」

最後の別れをしたかった患者様:
「あっちこっち痛いし、
歩くのもヨロヨロで
仕方はないんですけど、
元気がなくてですね~。」

私:
「まああっちこっち
痛いのはそうでしょうね。

野良仕事はしてあるんですか?」

最後の別れをしたかった患者様:
「はい。ほうれん草やら
タケノコ堀したり

ぼちぼちやっております。
あげましょうか?」

私:
「あ~それは助かりますね~。
でも、何で元気がないんですか?」

最後の別れをしたかった患者様:
「なんででしょうね~。」

私:
「いつからそんな元気が
出なくなったんですか?」

最後の別れをしたかった患者様:
「いや、それがですね~。
4月の頭に、息子のお嫁さんの
お母さんが
亡くなってから、
志免町まで行ったんです。」

私:
「あ~葬式に行ってきたんですね?」

最後の別れをしたかった患者様:
「そうです。通夜も出てから、
葬式にも行ってきたんですよ。」

私:
「それは大変でしたね?」

最後の別れをしたかった患者様:
「はい。それは息子に
私がそっち行くって言ったら

来てくれるなら、自分が迎えに
来るって言って
送り迎えは
してくれたんですけどね。」

私:
「してくれたんですけど?」

最後の別れをしたかった患者様:
「いや、息子の嫁に
お母さんは元気にしとらすね?
とは、いつも会うたびに
聞きよったんです。」

私:
「身体が弱かったんですか?」

最後の別れをしたかった患者様:
「いやそうじゃないけど、
嫁のお母さんは
同世代やし、
ようしてもろうてきたけんですね。

やっぱり気になるじゃなかですか?
どげんしとらすじゃろうかってね。」

私:
「あ~同世代でね。
息子さんも世話になってるし

確かに気になりますよね。」

最後の別れをしたかった患者様:
「それが嫁に聞いても、
はい。元気にしております。
ち言うもんやから、
安心しとったとです。

そしたら、急に亡くなった
とか言うけんですね。」

私:
「あ~最後の別れをさせて
もらえんやったというわけですね?」

最後の別れをしたかった患者様:
「そうです。
知っとったなら、行きはせんでも

電話なっとも、一言二言でん
よかけんですね。

ものば言いたかったとです。」

私:
「そうですよね~。うんうん。」

最後の別れをしたかった患者様:
「それはお母さんも自分の姿を
見られたくない
とも言われとった
そうですけど、ひょっとするなら

お見舞いに来てもらうなら、
気の毒やけんち言うて

知らせんなおらしたつじゃなか
ろうか~?ちですね。」

私:
「それもあるでしょうね~?
うんうん。」

最後の別れをしたかった患者様:
「そればってん、
残されたモンはですね~?」

私:
「そうですよね。
確かご主人もでしたもんね?」

最後の別れをしたかった患者様:
「はい。そうです。
うちの主人もお昼ごはんを食べて
から
昼寝をしてくるち言うてから
横になったきりでしたから。」

私:
「そうでしたもんね。」

最後の別れをしたかった患者様:
「私は主人がよう寝とらす
くらいで
思うておったんです。
そしたら娘がお父さんが
冷たく
なってしまってるって、言うた
もんだから、
びっくりして行ったら、
息をしよらんやったんです。」

私:
「そうでしたもんね。」

最後の別れをしたかった患者様:
「あの時は
お昼御飯がおいしかった~ち言うて

何かえらく満足そうにはしておった
んですけど、
まさかそんな風になる
とは思うてもおらんやった
けん
急に亡くなるもんやから。」

私:
「最後の別れって、
なかなか難しいですね?」

最後の別れをしたかった患者様:
「そうです。
最後の別れっちですね~。」

私:
「あんまり痛がって苦しむくらい
なら、
ぽっくり往ってくれたほうが
いいような気がするし、
と言っても
どちらにしても寂しいですしね。」

最後の別れをしたかった患者様:
「そうです。しかし、今回のつは
ほんなこて、疲れてしもうたです。」

私:
「そうですね。きつかったですね。」

最後の別れをしたかった患者様:
「先生、すいましぇん。
妙なか、な~にもならんごたる
話ばしてしもうてから。」

私:
「いやいやよかどころじゃなかですよ。よか話を聞かせてもらいました。」

最後の別れをしたかった患者様:
「先生は、そげん言うて
くれるけん、よかですもん。」

私:
「なんのなんの
本当のことですから。」

と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。

この患者様のように
最後の別れの仕方で
悩み苦しむ方は結構多いです。

最近は妙な気遣いからや
自分の最後を見られたくない
というプライドのようなもので
最後の別れをきちんとしない傾向が
あるような気がします。

確かに死ぬ間際で最後の別れなんて
している
余裕などないと思うかも
しれません。

人は自分の肉体との
最後の別れの時が近づくと
自分が考えてきたこと
行ってきたことを振り返るそうです。

それは最後の別れの時期に
必ず誰にでも訪れると言います。

その時にどうか残される者に対して
最後の別れをするというチャンスを
ギフトを与えてあげて下さい。

残された者はこれからも
最後の別れを胸に生きていくのです。

人は誰しも死ぬということは
誰でもわかってはいるんです。

でも、最後の別れを
きちんとできなかった

という後悔は取り戻す
ことはできません。

どうかチャンスを
与えてあげて下さい。

人は最後の別れをすることで
その人との今生での関係について
整理することができます。

自分ひとりだけで
生きてきたのではありません。

みんな持ちつ持たれつで
生きているんです。
生きてきたんです。

死ぬ間際になって、こんなことは
考えられないかもしれませんが
常日頃から、いや偶にでもいいから
このことを頭に入れておく。

そのこと自体が
あなたが自分の人生を

充実して過ごしているという証に
他ならないと私は思うのです。

人に与えることができる
それは優しさ、
愛情そのものだからです。

最後の別れって、
とても大事な瞬間です。

この患者様は
話をすることや
時間が経過することで

ゆっくりと元気になって
いかれることでしょう。

この患者様は身を持って
最後の別れという大切なことを
聞かせてくれました。
教えてくださいました。

今回は、それを考える
いい機会としては如何でしょうか?

そして、決してその時が来るのを
望んでいるわけではないですが

最後の別れ瞬間に立ち会う時には
どちらの立場になってもしてください。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」

「最後の別れ」
というテーマでお届けいたしました。

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