さ~て、今回ご紹介する症例は、
管理職で上と下からの板挟みで、
うつ状態になり、仕事を辞めてから
入院までしたけど、立ち直れない男性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは是非読んでくださいね!
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。
さて、今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「うつ克服のために自分を赦す事が必要だった。」
というテーマでお届けいたしますね。
うつ状態で、当院を受診された
【30代男性(福岡県県筑後市在住】
との問診でのやり取りです。
同じようにうつ状態でお悩みの方の
お役に立てるのではないか思います。
私が診た!
【うつから立ち直るための自分へのゆるし】
若くてきれいな奥さんと、
男性の友人と三人で来院されました。
私:
「こんにちは。今日はどなたがされるんですか?」
うつの患者様の奥さん:
「夫と私がします。」
私:
「では、初めてなので症状をお聞かせ下さい。」
うつの患者様の奥さん:
「夫が一年半前からうつになって、
一度、入院したんですが、なかなか良くならずに
今みたいな感じで、仕事も出来ない状態なんです。」
私:
「う~ん。なるほど。でっ?奥さんはどんな風に?」
うつの患者様の奥さん:
「私は肩こりがひどくて…」
私:
「ふ~ん。なるほど…
旦那さんは後にして、奥さんを先にしましょうか?」
うつの患者様の奥さん:
「あl?はい。」
私:
「この肩コリは手首からきていますね。」
うつの患者様の奥さん:
「えっ!?手首からですか?」
私:
「はい。自分で今、手首がどれくらいの硬さかを
触ってみて下さいね。いいですか?
ではでは…はい!肩を触ってください。」
うつの患者様の奥さん:
「え~、やわくなってる~。なにこれ~!?」
私:
「そういうもんですよ。身体は繋がっていますから。」
ご主人は少しこの場にいる事に慣れてきたようです。
私:
「さて、ご主人!ずっと下向いているから
あなたは呼吸が苦しくなっているようですから
まずは身体を楽にしましょう!
頭がパンパンに張っていますね。
気分が悪くなったら教えて下さいね~。」
うつの患者様:
「はい。それが先生、右手が痺れてきました。」
私:
「ふんふん。そのまま大丈夫そうなら
ちょっとそのまま様子をみましょう。」
うつの患者様:
「はい。ふ~ふ~ふ~。」
私:
「首の所の緊張を取りますね~。」
うつの患者様:
「はい。ふ~ふ~ふ~ふ~ふ~ふ~。」
うつの患者さんの奥さん:
「先生、なんかおかしいですけど…」
私:
「大丈夫。大丈夫です。今、ご主人頑張っているんです。」
うつの患者様:
「ふ~ふ~ふ~。」
私:
「少し落ち着いてきましたね。呼吸を楽にしてきますね~。」
うつの患者様:
「ふ~。」
私:
「よ~し。涙が出そうだったら出していいですからね。」
うつの患者様:
「・・・・・・・。」
私:
「よ~し。これでよかろう。ゆっくり起きて下さい。」
うつの患者様:
「ふ~~~~~~~~。あ~~~~~~~~。」
しばらく沈黙の時間が過ぎていきました。
うつの患者様:
「あ~~~。すっごい楽になった。」
息が吸える。ずっと苦しかったんです。
もう職場で人の顔見て話す事が嫌でたまらなくて
できなくなってしまって、ずっと苦しかったんです。
でも、俺がわがままやったんやろう~。
人の事を責めてばかりで、俺が良くなかったんかな~
うん。でも、本当に楽になりました。」
うつの患者の奥さん:
「え~。そんなこと言うの初めてね~。
本当に自信満々で自分が悪いなんて言ってるの
聞いたことないんですよ~。びっくりした~。」
うつの患者様の友人:
「本当、反省なんてするやつじゃないんですけどね。」
私:
「(笑)」
と、ここまでが、患者様と私との問診のやり取りです。
うつ状態の原因はひとそれぞれです。このうつの男性は
自信家で完璧にこなせるはずだったのが、ある時に
壁にぶつかってしまい、それを乗り越えられないことを
知った時に、人にその責任を転嫁したことがひとつの
要員だったようです。
出来ない自分を赦し、相手も赦す。
なかなか難しいですね。
このうつの男性はまだまだうつの克服までは
時間がかかりそうです。
これからも見守っていく覚悟が必要ですね。
当院では、うつの症状の如何に関わらず
まずは呼吸が楽に出来るようにしていきます。
そして、初めてお話ができる態勢が整います。
体が楽になることをまずは、優先します。
うつ状態から抜ける事は簡単ではないですが、
そのひとつの方法として参考にしていただければ
と思います。
同じようなご経験でお悩みのあなた!
是非、痛みの原因発見と解決の当院へご連絡下さい。
当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。
福岡県久留米市・筑後・八女・佐賀県鳥栖市にお住まいの方、東京都を初め関東近隣にお住いの方で病院でも治らず、もしくは病院に相談する内容でもないようなことでお困りの方は、4万人を超える臨床経験がありますので、安心してあなたのお悩みをお聞かせ下さい。
なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。
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