(コラム22)日本に蔓延する「してもらう病」

多くのコロナウイルスに関する情報が出回っていて、大騒ぎになっている日本ですが、一つだけ問題提起しておきたいと思います。

問題なのは、一般庶民はただただ情報に振り回されていて、共食いならぬ、一般庶民での仲たがいが始まることです。

先日も、これも本当かどうかわかりませんが、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船などで、対応を行った医師や看護師らが職場などで不当な扱いを受けているとして、災害対応を行う医療関係者でつくる学会が抗議する声明を出しました。

まあ、いじめですね。

こんな感じで大人として成熟していないというよりも、人間の本質はこうだろうと思います。そんなこんなで大人の世界でもやっているいじめなんて、子どもの世界であっても、まあそうだよね?と思います。

フグはストレスに晒されると共食いを始めます。人もそうで、まあ他人を攻撃するようになりがちです。もちろん全員が全員ではありませんけどね。

ただコロナウイルスに、もし自分が感染していると判定されたら?

田舎では大変です。あそこの誰々が罹ったらしい?あの人がまき散らした張本人らしい?あの人の家族もかかってるんじゃないの?

当然、保健所は感染症として扱いますので、自宅に立ち入り、聞き取り調査、消毒、家族の隔離などが始まり、まあ目立つ目立つわけで、まるで犯罪を犯したかのような扱いを受けるわけです。

後はひどいものですよね?

マスクだけでも乱闘騒ぎとか?買い占めとか?まるでマスクをしていないのが悪いことのようにも言われたりとか?

まあ、おかしな騒ぎとなっているわけです。

そもそもコロナウイルスについて、誰も知らないわけです。当然、僕も分かりません。知っている情報としてはコロナウイルスは人間が通常かかっている既存4種の風邪のウイルスがあり、動物の持っているものが変位した2種のSARS、MARSで、今回のCOVID-19が新たなウイルスと認定をされたわけですね。

ただSARS、MARSも衛生環境の悪い地域で発生していますし、今回のCOVID-19も同じく衛生環境悪いと思われます。川が汚過ぎる。水が汚いところには感染症は発生しやすいですよね。まあ筑後川では違う感染症が発生しているので一概には言えませんけど…。

それに栄養状態が明らかに違います。それにWHOは中国で新型コロナウイルスへの感染が確認された4万4500人のデータに基づいて、2月18日、新型コロナウイルスによる致死率は約2%で、「SARSや、MERSほど致命的ではない」との見解を示しました。

感染の中心となっている湖北省の致死率は2.9%と平均よりやや高めですが、湖北省を除いた中国国内の致死率は、0.4%にとどまっていて、日本における致死率は、中国より低くなると考えられ、新型コロナウイルスには、強い病原性はないといってよさそうです。

さらに厚生労働省も政治家も既存のインフルエンザでの死者数などの対比することも、明示することもなく、ただやってますアピールをしているだけで、全く話にならない。今回の場合なら本気ならすぐに出入国を禁じる処置を取って、それで対策を講じていくはずです。

自分たちは感染拡大を最小限に留めるために最大限の努力をするみたいなことを言って、イベントなど自粛、不要な外出を控えるとか、ネット環境でのテレワークの推進などと言っている癖に、自分たちは国会に多くの人が集まり、週末は地元に挨拶回りをするという。まるでコントのような話。

それでも、その人たちが発信することを真に受け続け、何かをしてくれると信じ続ける一般庶民でいいのか?マスク買いに人が集まっている店頭に並んでいる場合かな?病もそうですが、主体的になってこそ、治癒が始まるもの。

してくれるもの、してもらうもの病が日本には蔓延してしまっている。

それによって表面的なものしか捉えることが出来なくて、もっと深く全体を通して、考えるという力を失ってきている気がしてならないのです。

震災の時もそうでしたけど、今回も何も気がつかずに、何も省みることもなく、また汚染土壌を日本全土にばらまくように、日本全体を住みにくくしてしまうのではなく、しっかりと意識を持つことが大事だと思うのです。

後世にきちんと繋げていく日本という土地を。今こそ今までの生き方や生活、そして考えを見直す機会に出来たらいいな。僕も見なおします。

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