さ～て、今回ご紹介する症例は、
プロのフルート奏者で指が動かないで
思い描く表現が演奏で出来なくて
困っている３０代女性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは
是非読んでくださいね！
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
福岡県久留米市と東京都で
病院では治らない症状を改善しまくる
トータルケア太陽の中尾和人です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「フルートを吹く時に指が動かない」
というテーマでお届けいたしますね。
同じようにフルートを吹いていて
指が動かないに思うように演奏ができず
お困りの方には参考になると思います
【フルートで指が動かない原因】
私：
「こんにちは。
今日はどんな事でお悩みですか？」
指が回らないフルート奏者の女性：
「私、フルートをやってるんです。」
私：
「へえ～？フルートですか？
はい。それで？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「フルートを吹いている時に
前はそんなことなかったんですけど
指が固まったようになって…。」
私：
「指が固まる？動かないという事？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「はい。指が固まるというか
思うように動かないというか…。」
私：
「いつからですか？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「３年前からなんです。」
私：
「おっ？長いですね？
今まで何か対策はしてました？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「整体に行って、調整はしてます。」
私：
「どういう調整をしてます？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「全身を調整してもらってます。」
私：
「全身？何のためにですか？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「指が動くようためだと思います。」
私：
「なるほど。
ちなみに今は普通に動かせます？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「あっ、普通には全然大丈夫です。」
私：
「じゃあ、フルート吹いていると
段々と指が固まる感じですか？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「う～ん。そうですね。
吹いていると段々、疲れてくるのも
あると思いますけど、こうなってから
何か思うような演奏ができません。」
私：
「思うような演奏？
フルートでご飯食べてるんですか？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「あっ。はい。そうです。」
私：
「お～すごいですね～。
そりゃ～死活問題だ。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「そうなんです。
だからネットで探してたら
診てもらいと思ってきました。」
私：
「そうなんですね～。
こんな風に指が動かなくなったのは
今回が初めてなんですか？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「１０年前に左手がなりました。」
私：
「その時はどうやって治しました？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「まあ色々とやりましたけど
何となく治った感じです。」
私：
「けど、今回は長引いてるから
という感じなんですね？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「そうなんです。」
私：
「フルートはいつからしてます？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「小学校の６年生からです。」
私：
「長いんですね～。
どんな風になりたいですか？
どんな風な状態に指がなったら
いいと思いますか？教えて下さい。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「以前のように思うように指が動いて
思う演奏が出来て演奏とか音で色々な
表現がしたいです。」
私：
「わかりました。
そこに立って、フルート吹く姿を
実際に見せて下さい。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「えっ？あっ、はい。すいません。
フルート持ってきてますけど？」
私：
「あっ？持ってきてます？
いいですね～。実際がいいので。」
実演中
私：
「そうやって吹いてるんだ～。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「ん？」
私：
「そのまま続けて～。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「ん？はい。」
実演中
私：
「なるほど～。わかりました。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「ん？ん？」
私：
「とりあえず指が動きづらいのは
指の筋肉にも原因があります。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「そうですか。
私：
「調整します。これは簡単なんで。」
調整中
私：
「はい。もう一回吹いて？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「あ～動かしやすくなってます。
はい。はい。うん。うん。」
私：
「それでもそうするんだ～？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「ん？そうする？」
私：
「わかりました。
フルート吹く時に揺らいでますよね？
何かこう、ゆらゆらとみたいな…。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「あっ、はい。
そうやってやってます。」
私：
「この動作の時に身体がうまく使えて
ないので、指を動かす力がうまく
伝わっていないんですよね？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「指に伝わっていない？」
私：
「そう。仰向けになって下さい。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「仰向け？あっ、はい。」
私：
「これですね。ここが伝わるのを
妨害している原因の場所です。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「あ～痛い痛いです。
そんなところが何で痛いんですか？」
私：
「こんな風にここが動いていないで
無理やり指を動かしているから
段々と動かなくなったと思います。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「こんな処がですか～？」
私：
「まあ、吹いてみて下さい。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「あっ、はい。」
実演中
指が動かないフルート奏者の女性：
「いや～全然違う。
本当によく指が動きます。」
私：
「そうでしょう？
これで思う表現できますか？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「はい。出来ると思います。
でも、何でなんですかね？」
私：
「身体は足の裏から上半身と
全部連動して動いてますから
それがうまく機能していない
というだけの話です。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「でも、何でこうなるんですか？」
私：
「それは色々とあると思いますけど
フルートを吹く時の癖というか
これは仕方ないんでしょうね～。」
指が動かないフルート奏者の女性：
「そうなんですか～。」
私：
「でも、自分で負担がかかる場所を
わかっていて、そこをケア出来れば
良いという話にしたらどうです？」
指が動かないフルート奏者の女性：
「そうですね。確かに。
よかった。ありがとうございます。」
と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。
このフルート奏者の女性の悩み
指が動かない
もしくは指が固まる
それによって思う演奏ができない
さて、この解説をしていきます。
フルートを吹く動作は揺らぎます。
腰を捩じり、肩は前後左右に動き
複合的な動作をしながら、指を
動かして演奏をします。
この女性の指が動かない原因は
４番の肋骨が動いていない
ということが指の出力を下げて
しまっている原因でした。
これだけだとわかりづらいので
実際に力が入りづらい状態を
作り出しますのでやってみ下さい。
握力検査をイメージして下さい。
握力を図る時に肘を伸ばしますよね？
それで握力が十分に出力されます。
これを試しに軽く肘を曲げてから
握力計を握ってみてください。
ちなみに握力計がなくても
あるつもりで動作して下さいね。
すると肘を伸ばした時と比べて
どうでしょうか？
握る力が弱くなるのは
感じられるでしょうか？
こんな感じでうまく指に力が入らない
状態が簡単に作り出せます。
これが指が動かない原因の一部です。
この女性には
呼吸が楽に出来るようにもして
それで指が動かしやすいという状態にも
する調整をしました。
息が続くという事は
演奏に余裕ができますから
当然、力が抜けて楽に演奏できます。
このように指が動かないのは
様々な角度から診れるものです。
ぜひ、指が動かないという方は
このような観点で診るという事も
参考にされてみて下さい。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「フルートを吹く時に指が動かない」
というテーマでお届けいたしました。
同じようなご経験でお悩みのあなた！
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当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。
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なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。
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