さ~て、今回ご紹介する症例は、
足の付け根とお尻が痛くて
いよいよ歩けなくなってしまって
死にたくなってしまった
脊柱管狭窄症と診断された50代女性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは
是非読んでくださいね!
この患者さんのご友人で
話の中で出てくる食事を用意して
くれていた方がブログに書いて
下さっています。
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
福岡県久留米市と東京都中央区で
病院では治らない症状を改善しまくる
トータルケア太陽の中尾和人です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「足の付け根とお尻の痛み」
というテーマでお届けいたしますね。
同じように足の付け根とお尻が痛くて
脊柱管狭窄症と診断されている方の
お役に立てるのではないか思います。
【足の付け根とお尻の痛みについて】
私:
「こんにちは。
あら?そんなに悪いんですね?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「はい。もう大変なんです。」
私:
「そうみたいですね。
とりあえず立ってるのがあれですから
早く座って下さい。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「はい。ありがとうございます。」
私:
「う~ん。大丈夫ですか?
寝れてます?あんまり寝れてない?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「うふ~・・・。」
私:
「で~どういう風に痛いんですか?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「足の付け根が痛いのとお尻?
お尻の中の方の痛みがすごくて。」
私:
「あ~そうなんですね。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「去年の5月にジョギングをしようと
思って、走り出した途端に足の付け根
の内側のところにズキッと痛みが
走って、これはダメだと思って止めて
そのまましていたら治るかな~?
と思っていたら治らなくて~。」
私:
「うん。それで?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「それで病院に行って~
レントゲン撮ってもらって~
湿布とかもらって~」
私:
「それで~?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「初めのうちは湿布でも痛みは
収まっていたんですよね~
でも、やっぱり痛くて~」
私:
「う~ん。痛くて~?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「なんかよくわからないけど
ぶら下がり健康法とか昔あったん
ですけど、先生はご存知ないです?」
私:
「あ~知ってますよ。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ?そうですか?だから私
ぶら下がりで背骨を引っ張ったら
ひょっとしていいんじゃないかな?
って思って、ぶら下がったんです。」
私:
「へえ~?そしたら?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「そしたら~
お尻の所から足の付け根まで
ズキ~ンって痛みが走ったんです。」
私:
「それ?どんな痛みですか?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「何て言えばいいのかな~?
筋肉を挟み込まれたというか~
足の付け根とお尻から下が抜けた
というか力が入らないというか~
とにかく痛かったんです。」
私:
「去年ですよね?痛み出したの?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「はい。去年の5月です。」
私:
「その時から
こんなに悪いんですか?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「いえ、こんなに悪くなったのは
先月の末からなんですよ。
もうこんな風に歩けなくなって
仕事も休んでいますし・・・。」
私:
「治療はどうしたんですか?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「病院には行ってましたよ。」
私:
「病院ではなんて?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「だから、脊柱管狭窄症だって。
それで湿布をもらって貼るくらいで
ずっときていたんですけど…。」
私:
「あ~なるほど~。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「でっ、全然治らないから
この痛みを何とかして下さい。
じゃなかったら、治してくれる先生を
紹介してくださいって頼んだんです」
私:
「あ~そうなんですね~。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「それで脊柱の専門の先生がいるって
初めて紹介された病院に行ってきて
ブロック注射を打ったんです。
2~3時間寝てたかな~。」
私:
「ブロック注射打ったんですね~。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「でも、全然効いていなくて・・・
あの怖いブロック注射を打ったのに
でも、明日の朝になれば少しは
変わっているかもしれない?
と思って寝たけど、すぐに痛みで
目が覚めてしまって・・・。
私にはブロック注射も効かない…
でも、なんとかしたいと色々と
パソコンで検索して先生を見つけて
近いし、タクシーで来れると…。」
私:
「これ~大変だな~。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「そうでしょう?」
私:
「いや~脊柱管狭窄症じゃない?
そうじゃないかな~?多分?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ?そうでしょう?
私もそう思うんですよ~。」
私:
「違うような気がするな~?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「誰に言ってもわかってくれなくて
昨日も鍼の先生のところに行って
色々と勉強されている方みたいで
すごくよくして下さるんですけど
原因がよくわからないって…。」
私:
「そうなんですね~。
ちょっと触ってみないと何とも
言えないけど、違うような気がする」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「色々と行ってきたんですよ~。
○○市のいい先生とこに行って来たら
トリガーポイントかいって痛い処を
ゴリゴリされたり
そこがいいって聞いたら、行ったら
ボールをお尻に当てて、ゴリゴリする
体操しなさいって言われてやったら
余計に痛くなってしまって・・・。」
私:
「(笑)。あの~あれですよ~。
何かわからずにとりあえずやるのは
ダメですよ?きちんとなんで症状が
出ているのか?それを見極めてから
初めて身体を触るんですから?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「でも、誰も教えてくれないです。」
私:
「あの~少なくとも今日は
僕もわからないかもしれないけど
なんで症状が出ているのか?って
ことだけはとりあえず検査します。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ、はい。」
私:
「その上で僕も難しい時は難しい
わからないって言いますから
その時はごめんさないね。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あ~。はい・・・。」
私:
「いや、多分、大丈夫ですって。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「そうですか~。」
私:
「仰向けになってください。
まずは股関節から診てみますね?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「はい。お願いします。」
私:
「まずは自分で膝を立てたりして
適当に動かしてみて下さい。」
動作中
私:
「おっ?結構、動きますね?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「これは大丈夫なんです。」
私:
「じゃあ次は僕が動かしますからね?
これは痛いですか?大丈夫?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「痛くないです。」
私:
「なるほど。うつ伏せになって?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「はい。これでいいですか?」
私:
「いいですよ。」
検査中
私:
「なるほど。わかりました。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「そうですか?」
私:
「うん。まず股関節ですね。
これは上側に異様に出てます。
自分でも触ってわかるはず?
左側だけ飛び出してるでしょ?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ?それは自分でも感じてた。
うん。うん。」
私:
「でっ、なんで股関節がそんな風に
飛び出しているか?と言うと?
骨盤の仙腸関節が外れてます。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「仙腸関節が外れてる?」
私:
「そう。上半身の重みをまずは仙骨で
受け止めた後に腸骨に通してから
股関節に行き、膝、足の裏と重みが
流れていきますよね?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あ、はい。」
私:
「それが仙腸関節が外れているために
股関節にもろに体重が乗っていて
耐えきれなくて、股関節が上に
ズレていった感じですよ。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「ああ、分かる気がします。」
私:
「しかも、これ徐々にひどくなって
痛み出した感じですよね?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「そうです。4月末までは痛いと
言っても、歩けなくはなかったから」
私:
「そうですよね。
この上にズレてる股関節を戻して
脱臼したみたいになっている
仙腸関節を接着すれば大丈夫です。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「本当ですか。」
私:
「いや、今日すぐにとかは
わかりませんけどね。
長い目で見たら大丈夫です。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「よかった。」
私:
「あっ、でも、これ本来の痛みと
動かしてきてないために動かすと
痛いという2種類の痛みがあるので
動かしてないための痛みの方が
少し時間がかかりますからね?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あ~わかる。
本当に全然動かしてないもん。」
私:
「じゃあ、やってみましょうかね。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「はい。」
施術中
(涙)
私:
「よし。これでいいでしょ?
さっきみたいに足を横に倒して?」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「えっ?」
動作中
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ?あっ?うん。倒れる~?」
(涙)
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「先生~すごい~。」
私:
「いやいや、普通ですよ。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「普通?普通だけど、すごいです。」
(涙)
私:
「涙は我慢しないで下さいね?
思う存分に流した方がいいです。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ、ありがとうございます。」
(涙)
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「先生、もう私、死にたいと思ってた。
去年、母も父も亡くなってしまって
私、独りだし、もうこんな体なら
もう死んでしまった方が…って」
私:
「ふ~ん。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「近所の人も良くしてくれるんだけど
いっつもしかめっ面しとくわけにも
いかないし、涙なんて見せれないし
仕事にも行けないし、もう…。」
私:
「ふ~ん。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「もう、先生。ふ~んって。
そんな優しい顔で言わないで?」
私:
「いやいや、これ探してきて
本当によかったですよ?
これそのままだったら大変な事に
なってしまってましたよ。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「そうですよね。そう思う。」
私:
「じゃあ、気分が落ち着いたら
立って歩いてみて下さい。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あっ。はい。」
歩き中
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「こんな風に立ったの久しぶり?
あ~嬉しい、嬉しい先生?」
私:
「ははは。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「ははは。じゃないですよ~。」
私:
「もう大丈夫みたいですね。
先が見えてきた感じです。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「でも、これはまた元に戻るとか?」
私:
「あ~それは当然でしょうね。
これは癖付けしないといけないので
行ったり来たりして徐々にですね。」
足の付け根とお尻が痛い患者様:
「あ~でも、よかった。
先生、ありがとうございます。」
私:
「いえいえ。こちらこそ。」
と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。
足の付け根が痛くて
なおかつ
お尻の中の方が痛い
そして
仰向けに寝て、膝を立てて
痛い側に膝を倒すことが出来ない
こういう症状の時には
「仙腸関節離開」
を原因として疑って下さい。
仙腸関節は現代医学では動かない
ましては
脱臼に近い状態になるなんて事は
あり得ないし、頭の片隅にもない。
これではレントゲン見ても
MRIを撮っても、わかるはずはない。
おまけに脊柱管狭窄症という
頓珍漢なことを言う始末です。
これはそのまま行くとおそらく
腰椎の2~3番くらいを削ったり
する手術をしてしまうことになる
ところでした。
そうなると
前後の骨に負担が来てしまい
更に悪化していくことになります。
ここでお伝えしたいのは
現代医学ではこのような診方がない
ということです。
だから
もし、自分の訴えている事が聞いて
もらえていないような気がするとか
納得のいく説明がない時は
治療する場所を変えて下さい。
僕は病院が絶対反対と言っている
わけではありません。
症状の原因を納得できるように
説明をしてくれるところに治療に
行って欲しいと言っているだけです。
この女性のように
ただでさえ痛みで仕事はおろか
日常生活すら支障をきたして
その上に、家族を亡くし
独りになってしまった状態では
とてもではないけど生きる気力が
湧いてこないものです。
健康は大事、家族は大事。
だから
こんな症状で苦しんでいるなら
ぜひとも仙腸関節離開を疑って
みて下さい。
参考になれば幸いです。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「足の付け根とお尻の痛み」
というテーマでお届けいたしました。
同じようなご経験でお悩みのあなた!
病院では治らない症状に対する対応力
を徹底的に高めた当院へお越し下さい。
当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。
福岡県久留米市・筑後・八女・佐賀県鳥栖市にお住まいの方、東京都を初め関東近隣にお住いの方で病院でも治らず、もしくは病院に相談する内容でもないようなことでお困りの方は、4万人を超える臨床経験がありますので、安心してあなたのお悩みをお聞かせ下さい。
なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。
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