こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「手術後のイレウス(腸閉塞)
の原因と対策とは?」
というテーマでお届けいたしますね。
イレウス(腸閉塞)とは、文字通り
お腹の腸がなんらかの原因で
詰まってしまう状態を言います。
イレウスになる原因は腸の中に
石、ポリープ、腫瘍、寄生虫が
ある場合や子宮などの他の臓器に
腸が圧迫されたりすることで
イレウスになってしまいます。
また腸が圧迫されて
血流が保たれているか?
阻害されているか?で
危険度・緊急性が違います。
先日、ご相談があったのは
手術後にイレウスになり
何度も繰り返しているという
内容のご相談でした。
子宮を摘出するという手術を受けて
その後にイレウスをくり返すように
なったとの事です。
なぜ?子宮を摘出した後に、
イレウスをくり返すようになったのか
というと、それは子宮があった空間が
すっぽりと無くなってしまったので、
他の臓器がその空間に流れ落ち込んで
きてしまっているからです。
流れ落ちてきて、
腸が圧迫されている状態です。
でも、臓器は固定されているだけ
ではなくて、体の中の圧力で上に
位置できるようになっています。
それを可能にしているのが
横隔膜と骨盤隔膜です。
横隔膜はご存知でしょうが、
骨盤隔膜はなかなかなじみがないので
知らない方も多いかと思います。
要は肛門付近の筋肉など
集合体の事と言いますが
これらが呼吸と共に上下に動き、
圧力を作り出します。
子宮はこの骨盤隔膜にも
付いているのですが手術の際に
取り外されてしまうので、余計に
この骨盤隔膜がうまく働かなくなる
ことでイレウスを引き起こし易い
状態になっています。
ですから、この骨盤隔膜を調整し、
横隔膜の動きを最大限に活用する事で
イレウスを起こしにくくする事が
可能になります。
間違ってもイレウスを起こしている
お腹の方を揉んだり、押さえたり
してはいけません。
命にかかわるとても危険な行為です。
少しづつある圧力が変わってくると
イレウスは回復する事と思います。
イレウスは保存療法か緊急の場合は
手術が必要な場合がありますので、
十分に気をつけて下さい。
イレウスを予防するには、
当たり前ですが食事に気を付け、
適度に運動し、ストレスを溜めない
これが基本中の基本です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「手術後のイレウス(腸閉塞)
の原因と対策とは? 」
というテーマで書いていきました。
少しでもお役にたてれば幸いです。
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なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
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コメント
母84歳 腸閉塞の手術をして約2ケ月改善が見られず鼻管を入れたり 抜いたり手術が失敗だったのでしょうか?
2か月ですか?それは相当に辛いですね。手術が失敗だったのか?はわかりません。ただ足腰の面や食べれないことでの体力の低下は深刻なものだと思われます。きちんと今後の方針を聞いて、納得できなければ、転院も考慮されてもいいかもしれません。それだけ不安の種を解消で来ていないわけですから。