さ～て、今回ご紹介する症例は、
腰のヘルニアで、
病院で腹筋を付けるように
指導され、運動をしてから
痛みがひどくなってきた
という筑紫野市在住の２０代男性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは
是非読んでくださいね！
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
トータルケア太陽（福岡県久留米市）
心身療法士の中尾和人です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「ヘルニアと運動」
というテーマでお届けいたしますね。
同じようにヘルニアで
何を信じていいのか？
分からなくなってきている方の
お役に立てるのではないか思います。
福岡県久留米市の整体師が診た！
【ヘルニアなのに
運動させることの弊害について】
私：
「こんにちは。
今日はどうされましたか？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「ヘルニアで
左足がしびれているんです。」
私：
「左足がしびれているんですね？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「病院でMRIを撮ってもらって、
腰の４番と５番の両方にヘルニアが
あるみたいで、画像的には
手術適応だけど、動けているから
保存療法で治しましょう！
と言われているんです。」
私：
「いつから痛くなったんですか？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「中学からテニスをやっている
んですけど、高校三年生の時に
初めて、太ももの裏側に痛みが
出てきて、整体に行って治して
もらうというのを続けていたんです。」
私：
「そして？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「大学の４年生の時くらいに
整体に行っても、なんだか治らなく
なってきて、病院に行ったら
ヘルニアですって言われて…。」
私：
「言われて・・・？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「病院で理学療法士の人に
背中がガチガチだから腹筋を鍛えて
背筋とのバランスを取ると痛みが
楽になるからって運動を
勧められたんです。」
私：
「どんな運動を？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「腹圧を高めるやつとか、
歩いたりするんですけど？」
私：
「そしたら？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「それをし始めてから
右足にうずくような痛みが出てきて
それからどんどんひどくなって。」
私：
「しびれだけの時だったら、
意外と簡単だったかもしれないけど
意外と厄介な感じですね。」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「は～は～。なるほど。
やっぱりそうですか～？」
私：
「う～ん。とりあえず
運動は止めましょう！」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「あっ！はい。
運動をやめる。はい。」
私：
「運動したら痛くなるんでしょ？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「はい。
運動をしたら痛くなります。」
私：
「なら、
まずはそれをやめましょう。
まず、今、立ち上がると
すごい痛そうな姿勢に
なっていますよね？
なんでそんな姿勢に
ならなきゃいけないか？
それは痛いから
そうなっているんでしょ？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「はい。どうしたらいいのか？
わからずに。とりあえず
この姿勢になってしまいます。」
私：
「もう本当に辛そう。
その姿勢になっているのは
その姿勢にしないとヘルニアの
飛び出している部分に当たるから
それ避ける姿勢になっているんです。
当たらないように背筋が硬直して
その部分を動かないように
させているんです。
とりあえず、その背筋が自然と
緩む姿勢になってヘルニアの部分の
圧力が変わるようにしてあげる
必要があります。
痛いのに痛いのを押して
運動をするのは私は間違っている
と思います。
リラックスしないと
身体は回復しません。
休ませてあげて
回復待ちましょう。
それを効率的に行わせる
その人その人にあった
やり方があるんです。
とりあえず
今感じている痛みが無くなる
ポイントを見つけましょう！
それが一番初めの
スタート地点ですから。」
検査中
私：
「この姿勢が一番痛みが
無くなるみたいですね。」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「はい。痛みが無くなっています。」
私：
「この姿勢を５分くらい続けて
また一番楽になる態勢で横になって
休んでおくというのを繰り返します。
急には治りませんけど、とりあえず
もうやり方がないでしょうから
これにかけてみませんか？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「はい。もういろいろと調べたり
行ったりしても、なんかもう
訳わからなくなってしまって
何を信じていいのか・・・？」
私：
「そうですね。でも、とりあえず
痛みが無くなる姿勢がある
ということは経験されたんですから
これでいってみましょう？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「はい。こんなに一生懸命に
してもらったの初めてです。」
私：
「あら？そうですか？
こんくらいしないと治らんし
わからんでしょう？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「いや、なんか・・・。はい。」
私：
「まあ、とりあえず、
送り迎えは家族にして
もらってください。
電車とバスで来るのは
今の状態じゃ辛すぎます。」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「車に座っているのも
辛いんです。」
私：
「いや、後ろで横に
なっていればいいでしょ？」
運動でヘルニアが悪化した患者様：
「あ？はい。
確かにそうしています。」
私：
「じゃあ、とりあえず
そうやっていきましょう。」
と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。
この方は、運動をする前までは
左足のしびれだけの症状だったのに
運動をして以降が、耐え難い右足の
痛みを感じるようになって
しまいました。
ヘルニアの運動は反ったり
丸くなったりしたら
よくなった、よくなりますと
いうような情報が溢れています。
症状にこれが必ず効く
というものは存在しません。
まずは状態を診てから、
その回復方法を決定する
ということが鉄則です。
その状態をきちんと
診てくれる専門家を探すのも
これまた、非常に大変難しい
ことになっています。
私は一番ここでお伝えして
おきたいことは
痛みがあるのなら
その回復方法は間違っている
ということです。
こと、この椎間板ヘルニアに
関してはほぼ間違いなく痛みの
ある運動や体操はNGです。
馬鹿の一つ覚えのような腹筋と
背筋のバランスを～みたいな
言い訳文句に決して惑わされない
でください。
まずは痛みのない姿勢を探す
ことが最もヘルニアの治療に
大切なスタート地点なんです。
せめて痛みを悪化させないで
くださいという想いでこの記事を
書きました。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「ヘルニアと運動」
というテーマでお届けいたしました。
同じようなご経験でお悩みのあなた！
是非、痛みの原因発見と解決の当院へご連絡下さい。
当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。
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なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
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