つま先立ちができない症状の原因は?

さ~て、今回ご紹介する症例は、

1年前から少しづつ段々と
つま先立ちが出来なくなった
13歳の野球少年

が診察でお見えになる内容です。

つま先立ちができないという状態が
脊柱管狭窄症だからとか原因不明と
言って、手術をしても回復しなかった
という方の記事もあります。

ぜひとも手術を検討している方は
併せて参考にされてみてください。

気になっているあなたは
是非読んでくださいね!

こんにちは。

「家庭の医学 in 久留米」
を運営している福岡県久留米市で
病院では治らない症状を改善しまくる
トータルケア太陽の中尾和人です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「つま先立ちができない原因」
というテーマでお届けいたしますね。

同じようにつま先立ちができない方の
お役に立てるのではないか思います。

【つま先立ちができない原因とは?】

私:
「こんにちは。
今日はどんな事でお悩みですか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「つま先立ちができないでですね。」

私:
「つま先立ちができない?」

つま先立ちができない子供の父親:
「はい。つま先に力が入りません。」

私:
「それはいつくらいから?」

つま先立ちができない子供の父親:
「2か月くらい前に肉離れしたり
踵が痛いって言い始めたんですよ。
その頃から何か身体の動きが変で
ぎこちないな~と思ってたんです。」

私:
「でっ、つま先立ちができないと
気付いたのはいつなんですか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「だから動きが変だな?と思って
息子に壁を押してみろって言って
押させたら、変に押すんです。」

私:
「変に押すって?」

つま先立ちができない子供の父親:
「いや、普通は壁を押す時には
つま先に重心を載せて押すじゃない
ですか?それを踵に乗せてお尻を
引いたみたいな格好で押すから
あれ?っと思って気付いたんです。」

私:
「なら?肉離れとかをしてから
そうなったのかな?」

つま先立ちができない子供:
「いえ、違います。」

私:
「あっ?違うの?ならいつから?

つま先立ちができない子供:
「一年くらい前から徐々に…。」

私:
「一年くらい前から?
その時に何かあった?
ケガとか、どこかが痛かったとか
何かなかったかな?」

つま先立ちができない子供:
「いや、特になかったです。」

私:
「ふ~ん。何かなかったかな?」

つま先立ちができない子供の父親:
「お前、腰が痛いとか言いよったろ?
それいつやったかね?」

つま先立ちができない子供:
「それは3か月前やん」

つま先立ちができない子供の父親:
「それは病院に行きました。
そしたら骨肉腫とか言われて…。」

私:
「他にはないとかな?」

つま先立ちができない子供の父親:
「踵が痛いとかも言いよったやんか
あれはいつやったかね?」

私:
「踵が痛い?どんな風に?」

つま先立ちができない子供の父親:
「踵をつけない状態がしばらく
続いてましたもんね。」

私:
「それはいつですか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「2か月前もあったし
随分前もあったもんね~。」

私:
「う~ん。
じゃあ今はどんな感じ?」

つま先立ちができない子供の父親:
「お前、立ってやってみろ?」

つま先立ちができない子供:
「ん?うん。」

つま先立ち中

つま先立ちができない子供の父親:
「こんな感じで左足はまだなんとか
右足は全くできないんですよ。」

私:
「ふ~ん。なるほど。
座ってから踵を上げるのは?」

つま先立ちができない子供:
「それもこんな感じで出来ません。」

私:
「これ病院には行きました?」

つま先立ちができない子供の父親:
「だから肉離れの時も骨肉腫の時も
踵が痛い時もつま先立ちができない
って言ってはいるんですけど…。」

私:
「何て言われるんですか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「偏平足だからなつてるとか
そのうち治るとか原因は不明とか?」

私:
「あ~なるほど。
他に何か病気をした事は?」

つま先立ちができない子供の父親:
「病気ですか?
つま先立ちに関係する?」

私:
「いやいや普通にケガとか事故とか
内臓的なものから何でもです。」

つま先立ちができない子供の父親:
「小2の時に尿管結石やってます。」

私:
「へえ~痛かったろ~?」

つま先立ちができない子供の父親:
「点滴で散らすというか
流すというかそんな感じで…。」

私:
「他にはありますか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「他?う~ん。
あっ?3歳に脱腸してますね。」

私:
「どっちの方ですか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「え~右のところでしたね。」

私:
「ふ~ん。他には?」

つま先立ちができない子供の父親:
「目と鼻のアレルギーがあります。」

私:
「目と鼻?何のアレルギー?」

つま先立ちができない子供の父親:
「ネコと稲は言われたよね?」

私:
「はっ?稲?米食べれんの?」

つま先立ちができない子供:
「いえ、食べれます。」

私:
「あ~そうよね。わかりました。
いくつかポイントがあったので
そこら辺をチェックしてみます。」

つま先立ちができない子供:
「はい。お願いします。」

検査中

私:
「つま先立ちをするための神経は
動いているみたいですね。」

つま先立ちができない子供:
「そうですか?」

私:
「えっ?今の検査ではっきり
動かせているし、反射も出るし
間違いなく動かせる神経は
生きていますよ。」

つま先立ちができない子供:
「あっ?はい。動いてます。」

私:
「いけそうなので、調整しますね。」

つま先立ちができない子供:
「はい。お願いします。」

調整中

私:
「はい。終わりました。
起きて、あっちの椅子に座って?」

つま先立ちができない子供:
「はい。」

私:
「じゃあ、座った状態で
踵を上げてみてください。」

つま先立ちができない子供:
「はい。あっ?」

私:
「よし。上げれたね?」

つま先立ちができない子供の父親:
「おっ?上がるやんか?」

つま先立ちができない子供:
「うん。上がる。」

私:
「次は立って、ここに手をついて
その状態で踵を上げてみて?」

つま先立ちができない子供:
「はい。」

私:
「よし。できるね。
じゃあ、今度は普通に立ってから
つま先立ちをしてみて?」

つま先立ちができない子供:
「はい。」

つま先立ちができない子供の父親:
「おっ?できるやんか?」

つま先立ちができない子供:
「うん。できる。」

私:
「後は少しづつ練習して筋力をつけて
いけばいいと思います。」

つま先立ちができない子供の父親:
「いや~よかった~。
本人は野球を一生懸命にしてるのに
身体が自由に動かなくて、なんか
もどかしくて、どうにかしてやりたい
そう思っていたからですね。」

私:
「そうですよね。こんな若いのに
こんな状態ではかわいそうですね。」

つま先立ちができない子供の父親:
「そうです。来てよかったな。」

つま先立ちができない子供:
「うん。よかった。」

つま先立ちができない子供の父親:
「いや、今日は福岡に遊びいくぞ!
って嘘ついて、連れてきたんです。」

私:
「えっ?何でですか?」

つま先立ちができない子供の父親:
「いや、治療するために色々と行って
結局、原因不明とか治らんのが
続いてから、どうせ治らんのやけん
もう行きたくないって言うから」

私:
「あ~そうなんですね。
今日は遥々、来てよかったね?」

つま先立ちができない子供:
「はい。よかったです。」

私:
「ちゃんと動いてるからね。
精一杯飽きるくらい野球できるよ。」

つま先立ちができない子供:
「はい!」

つま先立ちができない子供の父親:
「先生、ありがとうございました。」

私:
「いえいえこちらこそ
気をつけて帰って下さい。」

と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。

このつま先立ちができないという症状

とっても厄介なので注意が必要です。

脊柱管狭窄症とか椎間板ヘルニアで
そうなっているという背骨が神経を
圧迫したりする要因になってる説が
あります。

これについては特に注意が必要なので
以前書いた記事にも併せて参考に
されてください。

つま先立ちをできないという症状は
まず確認することがあります。

それは足を動かす神経が生きているか?
それが最優先確認事項です。

この神経検査をせずに治療に入るのは
当たりをつけずに治療しています。

よって結果は出ない確率が高いです。

この患者様は踵がつけないほどに
痛かったことがあること

尿管結石をしたことがあること

脱腸したことがあること

これらを勘案するとつま先立ちが
出来ないという原因に当たりがつき
それを調整することで回復しました。

それともうひとつこの患者様には
大事な要素がありました。

それは脳が動かせないものと判断し
足の動かし方を忘れてしまってる
ということです。

これを思い出させるリハビリも
必要となっていました。

話が長くなりましたが
ここで訴えたいことは原因を特定する
事がとても大切なことだということ。

そのためには神経の検査が必要です。

それはレントゲンとか機械を使った
検査方法ではないんじゃないかな?
と私は思うのです。

ぜひとも手術をする前に

時が経過して症状が悪化する前に

そういう検査をして当たりを
付けてくれる探してください。

特定さえすれば、再びまた
つま先立ちは出来る可能性がある
と思います。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「つま先立ちができない原因」
というテーマでお届けいたしました。

同じようなご経験でお悩みのあなた!
病院では治らない症状に対する対応力
を徹底的に高めた当院へお越し下さい。

予約先

当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。

福岡県久留米市・筑後・八女・佐賀県鳥栖市にお住まいの方、東京都を初め関東近隣にお住いの方で病院でも治らず、もしくは病院に相談する内容でもないようなことでお困りの方は、4万人を超える臨床経験がありますので、安心してあなたのお悩みをお聞かせ下さい。

なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。

あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。

コメント

  1. 西山俊史 より:

     はじめまして、今年62歳の男性ですよろしくお願いします。
    私も、つま先立ちと片足立ちも少ししかできません、連続歩行、長時間の立ちっぱなしも困難です。
     去年から腰痛が継続し歩き方もおかしくなり、脳神経外科で診察してもらったところL5/S両側推間孔狭窄により両下肢痛ありと診察され、今年の4月3日に手術を受けました。
    狭窄個所の骨を削りチタンボルトで固定する方法でしたが、手術は無事に終了し術後、2度CTを撮り確認してもらいましたが問題はありませんでした、ところが一向に回復する様子がありません、逆に手術前より悪くなったように感じられます。
     担当医のおっしゃるのには腰痛の症状が出てから、長期間放置しているからだ、とにかく歩いてリハビリを続けなさいと言われました。
     腰痛を初めて感じたのは、随分昔なのでもう忘れてしまいましたが20年以上は前になると思いますが、2,3日すれば治り問題なく歩行できたのでお医者さんの世話になりませんでした。
     他に考えられる要因、対処法はないのでしょうか教えてください。

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