こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。
さて、今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「歩いて入院して、寝たきりになる!?」
というテーマでお届けいたしますね。
まずは全体像がわかるように見出しから
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◆歩いて入院したのになぜ寝たきりになるのか?
◆ロコモティブシンドロームが予備軍です。
◆あなたは予備軍ですか?
◆その対策とは?
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では、早速、について詳しく書いていきます。
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◆歩いて入院したのになぜ寝たきりになるのか?
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先日、患者様からお聞きしたお話が
表題の歩いて入院したのに、寝たきりに
なってしまった親御さんの事でした。
寝たきりになった親御さんは
尿もチューブ、左右の腕に点滴のチューブ
見た目はチューブだらけのようです。
寝たきりですから、
ベットから一日も降りる事はありません。
そもそもなぜ?
この親御さんは入院したのでしょうか?
体がだるくて、フラフラするから
歩いて病院に行き、検査を受けたら
肺に水が溜まっているから入院しました。
病院では
食事は上げ膳据え膳
話し相手もいない
何かあるといけないから勝手に動いてはいけない
という状態だったようです。
着替える事さえもスタッフが手伝ってくれます。
入院した当初は自分で着替えていたのに
しばらくすると
子供が洗濯物を持ってきたときに
洗うために着ているものを脱ぐようにいうと
ボ~として、バンザイをするようになったそうです。
「自分で着替えんね!」
というと、渋々自分で着替えたそうです。
病院という所は治す所ではなくなっているのが
実態と言われても仕方がないような気がします。
こんなにも寝たきりにさせておいて、
しばらくすると退院をさせるのですから
ひどいものです。
ただ誤解して欲しくないのは、そうなるもならないも
自分次第という事が現実問題としてあります。
すべて病院が悪いというわけではありません。
難しい所ですが・・・
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◆ロコモティブシンドロームが予備軍です。
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寝たきりになる高齢者は増え続けています。
それは膨れ続けている医療費にも顕著に表れています。
国民の年間医療費は40兆円にも達しています。
様々な医薬品、予防介護などと言われているけど
高齢者の絶対数が増える中、目に見えた効果は
現れていないのが実情ではないかと思います。
近い将来、さらに多くの『寝たきり老人』になる
人が増えると予測されています。
寝たきり予備軍数は4700万人いるそうです。
その寝たきり予備軍の名前は
「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」
現代の人は歩く事が極端に減っているために
足腰が想像以上に弱ってしまっています。
高齢になるに従い、筋力が衰えて
「立つ」「歩く」などの基本動作が簡単に
出来なくなることで寝たきりになります。
自分はそんなことはないと思うかもしれませんが
4700万人ということは国民の3分の1は
寝たきりになる可能性があるということです。
油断はできないですね。
寝たきりになるのは、脳疾患や心疾患だと
思われがちですが、統計に出ることのない
この足腰の衰えによる寝たきりは4分の1にも
なると言われています。
足腰の衰えが即、寝たきりになるという
発想がないためにおろそかにしがちです。
筋肉の全体量と骨盤の形から
中高年の女性は特に警戒が必要です。
病気でもないのに寝たきりになってしまうのは
想像するだけでも本当に恐ろしい事です。
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◆あなたは予備軍ですか?
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あなたが寝たきりの予備軍か気になりませんか?
検査は簡単です。
座った時に膝が90度くらい曲がる
椅子に座って、腕を組んで片足で立ちます。
その時に立てない、グラつく場合は
足腰が弱っていると思った方がいいようです。
多分、出来ない人が多いと思います。
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◆その対策とは?
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片足立ちができない人は寝たきり予備軍です。
人の筋肉はその人の持つ筋肉量の2%が
一年毎に減少すると言われています。
つまり歳をとるだけで筋肉は減少しているのです。
一日寝たままだと、立ったの一日2%減少します。
風邪をひいて寝ていた後には
体が動かし辛いのはそのためです。
これだけ筋肉が減少するのですから
寝たきりにならないようにするためには
足腰を鍛えるしかありませんよね。
体全体の筋肉の7割が下半身についています。
ですから足腰が重要なんです。
足腰を強くするには、
「スクワット」と「ウォーキング」です。
スクワットはできれば、
ゆっくり50回ほどして下さい。
ウォーキングはしようと思うけど
なかなか続かないですよね。
続けるコツがあります。
それは誰か気をおけない人と一緒にすることです。
一人ではなかなか続けれなくとも
二人でやると、案外続けられるものです。
ウォーキングの時間は40分位を目安にして下さい。
さて、歩いて入院したのに、寝たきりに
なってしまった方のお話をお聞きしたので
病気で寝たきりになるばかりではないという
ことをお伝えしてきました。
足腰を鍛えるのにも、鍛える体の土台の
下準備が必要ですね。
痛みがあって鍛える段階ではない方は
ぜひ、当院にご相談下さい。
痛みを取り、足腰を鍛えて寝たきりにならない
身体作りのお手伝いをさせていただきます。
さて、今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「歩いて入院して、寝たきりになる!?」
というテーマで書いていきました。
少しでもお役にたてれば幸いです。
同じようなご経験でお悩みのあなた!
是非、痛みの原因発見と解決の当院へご連絡下さい。
当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。
福岡県久留米市・筑後・八女・佐賀県鳥栖市にお住まいの方、東京都を初め関東近隣にお住いの方で病院でも治らず、もしくは病院に相談する内容でもないようなことでお困りの方は、4万人を超える臨床経験がありますので、安心してあなたのお悩みをお聞かせ下さい。
なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。
コメント
はじめまして。
「◆歩いて入院したのになぜ寝たきりになるのか?」という項に書かれている親御さんの状態がまったく、何もかも私の現在の父と同じです。
「そもそもなぜ?
この親御さんは入院したのでしょうか?」
なぜなのでしょう?
父が入院したのは急性骨髄性白血病にかかったからですが、治療中です。
その後少しして体中に力が入らず寝たきりになっています。書かれている状況と同じです。
白血病でこんなにも寝たきりになる段階ではありません。
この寝たきり状態が何からくるのか知りたいです。
厚かましく大変すみませんが、この書かれている親御さんはなぜ体が動かなくなったのか、どんな原因が考えられるのか教えて頂けると有難いです。
私の父は入院するまで、ウォーキングなど行っていて、家ではシャキシャキ動いていました。
はじめましてコメントありがとうございます。お父様、大変のようですね。
時間のスパンがわからないので、参考になるかわかりませんがご質問にお答えしますと、なぜ身体が動かなくなってしまったのか?
人は病であるとわかると、急に気が落ち込み、それが男性の場合は特にひどい傾向があります。簡単に言うと、どうせもうダメなんだ!ということで自暴自棄になってしまいます。それによって、本当は身体は動くけども、動かさないうちに本当に動かなくなることがあります。
そして、それを助長させるのが、病院生活での上げ膳据え膳に加えた、医療スタッフから世話をしてもらえるので、自分のことを自分でしない。
嫁さんがいる場合は嫁さんがなんでも仕方ないじゃないと言い、自分でさせないことで身体は動かなくなっていきます。
着替える時にはただ万歳をする。食事の時にはただ口を開けるだけ。
私の経験上ですが大体、そのようになってくるようです。
これを防ぐには、自分で出来ることは自分でするように促してあげることです。
現状がわからないために、まずは初めはこの元の生活に戻る前提で答えさせていただきました。ご参考までに。