足が内出血して歩けない時に大事なこと

さ~て、今回ご紹介する症例は、

90歳の女性の足が内出血して
太もものあちこちに痛みが移動し
足全体に青あざが拡がっていき

歩くことが出来なくなったことで
出てきた様々な問題をその家族と
お話をしていくという内容です。

足が内出血

こんにちは。

「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
の中尾和人です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「足の内出血と感情と家族の関係」
というテーマでお届けいたしますね。

同じように足が内出血している方の
お役に立てるのではないか思います。

福岡県久留米市の整体師が診た!
【足の内出血から出てきた問題】

私:
「こんにちは。どんな感じですか?
立ち座りとか歩いてますか?」

足が内出血した患者様:
「それが足が痛くて・・・」

私:
「いつものところですか?」

足が内出血した患者様:
「いやそれが足が
こんな風になってからですね~。」

足が内出血

私:
「あらっ???どうしたんですか?」

足が内出血した患者様:
「それが何もしてないんですけど。」

私:
「う~ん。痛いところは?」

足が内出血した患者様:
「それが血が出てるところが
痛いということはないんです。」

私:
「どこかに
ぶつけたりはしてないんですか?」

足が内出血した患者様:
「ぶつけた覚えもありません。」

私:
「どんな風にあざは拡がりました?」

足が内出血した患者様:
「それが太もものところに
小さいあざがあったかな~?
と思っていたら、起きたら
太ももから膝にかけてあざが
出てきていました。」

私:
「なるほど。
それから下がってきた?」

足が内出血した患者様:
「そうです。」

私:
「ここらへんを触って痛いことは?」

足が内出血した患者様:
「そこはないですけど
こっちは触ると痛いです。

それがおかしいんですけど
痛いところがあっちこっちに
行くんですよ。」

私:
「そうですか~。
これ以上にひどくなることは
なさそうですけど、病院に行ってから
検査をしてきた方が安心ですよね?」

足が内出血した患者様:
「どうもないんですけどね~。」

私:
「まあまあ行ってきてください。」

検査後

私:
「どんなでしたか?」

足が内出血した患者様:
「もう出血してはないけど
なんでこうなったのか?
わからないと言われました。」

私:
「それで?どうすれば?」

足が内出血した患者様:
「このまま様子をみてくれって。」

私:
「なるほど。わかりました。
血が止まっているのが確認できたら
どうするか?考えましょうかね?
ちょっと触らせて下さいね。」

足が内出血した患者様:
「あっ?先生!痛いです。」

私:
「そうですよね。
ここのところに熱を持ってるので
おそらくここの筋肉が少しおかしく
なってるみたいですね?」

足が内出血した患者様:
「おかしくなってるって?」

私:
「簡単に言うと切れてるわけです。」

足が内出血した患者様:
「切れてる?切れてるんですか?」

私:
「全部ではないですよ。
傷めてる?と言えばいいかな?」

足が内出血した患者様:
「病院では何もそんなことは
言われてないですけどね~。」

私:
「まあ病院では血が止まってるとか
骨が折れてないかだけ調べてくれた
んだから、それで十分ですよ。」

足が内出血した患者様:
「そりゃそうですけど。」

私:
「とにかくこの筋肉が回復するまでは
あんまり無理して動かさない方が
いいと思いますよ。」

足が内出血した患者様:
「なら、じっとしておくんですか?」

私:
「そうそう。筋肉を痛めているから
仕方ないですよ。ここは我慢です。」

足が内出血した患者様:
「そうですか~。
何もしてないのにですね~。」

私:
「炎症が早く収まるようにして
おきますから回復を待ちましょう。」

足が内出血した患者様:
「はい。わかりました。」

数日後

私:
「こんにちは。どんなですか?」

足が内出血した患者様:
「変わらずです。
どうにも歩けません。」

私:
「そりゃ~まだまだですよ~。
3週間位はかかりますからね~。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「先生!
おはようございます。」

私:
「あ~おはようございます。
なかなか辛抱の時ですね?」

足が内出血した患者様の娘さん:
「はい。そうなんですよ。
全然、歩く練習もしてないみたいで
もうこのままじゃ歩けなくなるよ?
って、言ってはいるんですけどね。」

私:
「あっ?今は筋肉を傷めてるから
傷を治すのを最優先で運動は止めて
もらっているんですよ。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「それは聞いてますけど
日常の生活そのものがですね。

立ってることはできるのに
ずっと座ったままで居てですね。

じいちゃんにあれこれ言ったり
文句ばかり言ったりしてから

このままじゃ、じいちゃんが
かわいそうなんですよ~。」

私:
「う~ん。そうですか~。
幸子さん?飯は食えてますか?」

足が内出血した患者様:
「飯?ご飯ですか?」

私:
「そう!ご飯です。おいしい?」

足が内出血した患者様:
「はい。3度しっかり食べてます。」

私:
「いいですね~。
食事の用意は幸子さんがする?」

足が内出血した患者様:
「はい。どうにかこうにか。
ご飯だけはじいちゃんにしてもらって
魚を煮たりとかは私がですね~。」

私:
「なるほど。まあなんとかですね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「先生。こんな風に先生には
言ってますけど、全然自分では
動こうとはしないんですよ。
座ったままであれしてこれして!」

私:
「そうですね~。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「もう親が年取ると大変ですよ。」

私:
「そうですよね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「子供のパンツを穿かせるなら
まだしも、親のならですね~。
くう~~~となりますよ。」

私:
「そうですよね。
自分の親が弱っていくのを
目の当たりにするとですね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「もうあれなら施設に預けるのも
考えないといけないのかな~?
と話をしているところなんです。
先生はどう思われますか?」

私:
「それは施設に預けるなら
本人は楽でしょうね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「何もしなくていいからですね。」

私:
「でも、もう家には
帰ってこれないでしょうね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「あ~。」

私:
「ご飯の用意もしなくていい。

痛くて歩けないなら、
無理しなくて歩かなくていい

すぐに車いすを持ってきてくれます。

そうやって家に居たら自分で
しなくていけなかったことが
どんどんしなくてよくなると
どんどん弱っていく一方です。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「そうですよね。
じいちゃんもそう言います。」

私:
「多分、間違いなく家には
戻ってこれないと思いますよ。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「それなら、もうちょっと…。

先生からちょっと話をして
もらえないでしょうか?」

私:
「わかりました。
じわ~とお話をしましょうかね。
じいちゃんを呼んでください。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「はい。わかりました。」

私:
「こんにちは。お元気ですか?」

足が内出血した患者様の旦那さん:
「うん。なんとかの。」

私:
「奥さんの足はひどかですね。」

足が内出血した患者様の旦那さん:
「う~ん。痛か痛か言うてから
やかましゅう当たってくるけんの。」

私:
「どうですかね?
一回、足が治るまで病院に入院する
というのもいいかもですね?」

足が内出血した患者様の旦那さん:
「そりゃ、それもよかろうばってん
一回、あげなんところに行ったらなら
もう、家には戻って来られんとじゃ
なかろうか~と思うばってん。」

私:
「そうなるかもしれませんね。
本人の頑張りようですけどね。」

足が内出血した患者様の旦那さん:
「そりゃ~そうくさいの~。
あっちに居ろうが
こっちに居ったっちゃ
身体が痛かろうが
なにさま、動かさんなら動かんごつ
なるのは間違いなかもんの~。」

私:
「そう。そういうことです。」

足が内出血した患者様:
「先生!私は全然
話の聴こえんとですけど?」

私:
「いや~幸子さんが
あんまり痛い痛いって言うからね。

足が治るまで一回、病院に入院は
どうかな?という話をしてたん
ですよ?」

足が内出血した患者様:
「入院ですか?じいちゃんを
独りにはさせきらんですもん。」

私:
「なあ~?独りにはって
世話してもらいよるのは幸子さん
の方でしょうもん?」

足が内出血した患者様:
「なはぁ!そうでもないとですよ。
色々と私もすることが多いの!」

私:
「ふ~ん。まあじいちゃんは娘さんが
きちんと世話をしてくれるやろうから
どげんですか?一回、入院して
足をしっかり治してきたら?」

足が内出血した患者様:
「病院ならよかろうけど…。」

私:
「ただ病院ではよっぽど頑張らんと
足腰はどんどん弱るからですね。」

足が内出血した患者様:
「そうですか?」

私:
「そりゃそうでしょう?
何でもしてくれるし、
車いすでの移動になるでしょうね。」

足が内出血した患者様:
「う~ん。病院ですね~。」

私:
「それに病院に入院する
費用もかかってきますよね。」

足が内出血した患者様:
「う~ん。先生の方で
してはもらえんとですか?」

私:
「僕にですか?
それはもちろんいいですよ~。
でも、足の筋肉が治って来たら
頑張って運動をしてもらわないと
いけないですよ~。」

足が内出血した患者様:
「はい。頑張りますから
よろしくお願い致します。」

数日後

私:
「こんにちは~。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「先生。こんにちは。」

私:
「どんなですか?」

足が内出血した患者様の娘さん:
「あれからちょっと
やる気が出たみたいで
ありがとうございました。」

私:
「いやいやよかったですね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「子供をあやす様に
というと表現は悪いですけどね。」

私:
「そうそう。褒めたり叱ったり
色々ですよね。」

足が内出血した患者様の娘さん:
「はい。(笑)」

と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。

この90歳の女性は
もともと股関節が非常に悪くて
心臓にもペースメーカーがあっても
なんとか今まで来ました。

いつも体操をして
何とか自分で杖を使って
動き回ることが出来ていましたが

ある時、急に足の太ももに痛みが
出てから、足全体にあおあざが拡がり
見る見る間にこのような状態に
なってしまいました。

内出血の原因は簡単に言うと
血管がやぶれてしまったからです。

血管が破れる原因は
色々とあると思いますが

この方の場合は
普段から歩くときに足に
あまり力が入っていないために
ドスドスと足をつくように
歩いていました。

その際に何かの拍子に
太ももの筋肉が肉離れのような
状態になったのだろうと思います。

ただ見た目が派手なだけに
本人の落ち込みようと言ったら
それはただ事ではありません。

もうこのまま痛い痛いと言いながら
死んでいかなければいけないのか?

このまま歩けなくなってしまうのでは
ないだろうか?という不安

そのような状態なのに
周りからは歩きなさい!と言われる

言われるから頑張ってやろうとしても
痛くて思うように身体は動かない。

すると
その気はないのに周りに当たり散らす

すると
家族との関係がぎくしゃくしてくる。

娘さんは娘さんで
一生懸命してくれているけど
感情があるから、色々と小言を
言いたくもなる。

家族って、うまく行っている時は
本当にいいのですが、何かあると
混乱してしまうものです。

このように内出血したことが
きっかけでこのように色々な問題
噴出してきました。

この場合は、まずはしっかりと
足の内出血が治ることを理解し

それからでも足の筋力を回復をする
ことが出来るという希望を持って
もらう事が私は大事だと思います。

でも、これには時間がかかります。

この時間差を私達が自信を持って
埋めていけるような存在でなければ
いけません。

でないと、患者さんは
経験したことがないことなんだから
不安で仕方がないはずです。

そうして、少しづつ足の内出血も
よくなり、筋力を回復して
歩けるようになって来たら

「あの時はきつかったね~。」

そう言える日が来ると思います。

この話は足の内出血だけの話では
ありません。

大腿骨の骨折による認知症の始まり

がんになったときの本人や家族

もう、ありとあらゆることに
繋がっている話だと思います。

何か症状が出た原因や解決策を
探すことも大切ですが、

自分が自分の家族が治るんだ!
と信じて、支えてくれる存在に
みんながなる必要があるのです。

私はいつもそんなことを考えて
患者さんに接しています。

ちなみに内出血を早く治そうとして
圧迫したり、揉んだりはNGです。

自然にしておけば、特段問題が
なければ治るものです。

しっかりと青あざが引くのを待つ

これが大事なことです。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「足の内出血と感情と家族の関係」
というテーマでお届けいたしました。

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