さ~て、今回ご紹介する症例は、
足腰が弱り、このまま自分が
この世から消えてしまうのでは?
という不安を抱えた85歳の女性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは
是非読んでくださいね!
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「死んだ魚のような目」
というテーマでお届けいたしますね。
同じように周りに死んだ魚のような目
をしている方がいるなら、早く何とか
してあげて欲しいと思います。
福岡県久留米市の整体師が診た!
【死んだ魚のような目について】
この患者様は入ってくるときから
腰は前かがみで、顔を見ると
明らかに目がおかしいようでした。
私:
「こんにちは。
どうですか?調子は?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「前回、診てもらってから言われた
通り、腰回りを締めて、体操も
なんとか頑張っております。」
私:
「そうですか。今はどんな感じ?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「あの時の太ももの前側から
スネの外側のしびれは今月の
初めくらいからおっしゃったごつ
ようなってきたとですよ。」
私:
「それはよかったですね~。」
死んだ魚のような目をした患者様:
「言っていただいていた体操は
こんな風にしておりますばってん
これでよかとですかね?」
私:
「ん?どげなん風にしてますか?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「はい。こげなふうで?」
私:
「いいですよ。」
死んだ魚のような目をした患者様:
「なら、よかです。」
私:
「歩くのは大丈夫ですか?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「うん。なんとか杖をつきながら
ですけど、畑もしたりしてます。」
私:
「畑はまだしよるとですね?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「はい。そげん無理しよらんばってん
せんなら誰もしてくれませんけん。」
私:
「うん。そうですね。
とりあえず、足腰の力がだいぶ弱って
しまって、だいぶ首に負担がかかって
肩まで辛いでしょうね~。」
死んだ魚のような目をした患者様:
「はい。左の肩がもう、服を脱ぐのも
ちょっと辛くてですね~。」
私:
「そうでしょうね。
とりあえず診ましょうかね。」
検査施術中
私:
「はい。起きてみましょう?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「はい。どげんすればいいですか?」
私:
「とりあえず、立ち座りと歩く姿を
見せてもらっていいですか?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「はい。わかりました。」
確認中
死んだ魚のような目をした方の友A:
「歩き方が変わったやんね~?」
死んだ魚のような目をした方の友B:
「来た時とだいぶ違うよ~?」
私:
「そうですね。いいみたいですね。」
死んだ魚のような目をした患者様:
「背中がシャンとなるごたる。」
死んだ魚のような目をした方の友A:
「目が良うなった。今日はよか~!」
死んだ魚のような目をした方の友B:
「ほんなこっじゃん?
目のなんかおかしいごたったけん
狐か?狸か?憑りつかれとらす?
とか言いよったちゃん。」
死んだ魚のような目をした方の友A:
「ほんなこっちゃん。
もう話よると目のえすかったもん。
(目が怖かった)」
死んだ魚のような目をした方の友B:
「そうたい。
このままはっていかすならね~。
(このまま死んでしまうなら)
とか言いよったとですよ~。」
私:
「そうですね。死んだ魚のような目を
していましたね?」
死んだ魚のような目をした方の友A:
「そう!そげなん感じですたい!
そうばってん良うなったよ~?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「そうね?弟にも磯鳥は長なかとか
孫にも目のおかしかよ~?とか
言われよったけん、なんでじゃろ?
とか私も思いよったたい。」
死んだ魚のような目をした方の友B:
「あ~そうね?そげん言いよらした?
私達は言いきらんでおったたい。」
私:
「そうやけど、このまましておったら
3~4か月でやばかったでしょう。」
死んだ魚のような目をした方の友A:
「ああ~そうやろ~。
ほんなこつおかしかったも~ん。」
私:
「腰を曲げて歩いているのに
顔を上げるから首のところで
脳の血流が悪くなってから
もう生きていく力がなくなった
状態になってましたからね。」
死んだ魚のような目をした方の友B:
「そういうこともあるんですね。」
私:
「ありますよ~。だから足腰を
前々から言っていたとおりに
しっかり鍛えないとやばいですよ。」
死んだ魚のような目をした患者様:
「せやんですね~。(笑)」
私:
「せやんですよ。
自分のことでしょうが…?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「はい。します。」
死んだ魚のような目をした方の友B:
「ちゃんとせやんよ~?」
死んだ魚のような目をした方の友A:
「もう畑はあんまりせんごとせな?」
死んだ魚のような目をした患者様:
「うん。ぼちぼちせやんね~。」
と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。
この患者様は私が何年か前から
このまま行くと、歩けなくなる
ということを伝えていました。
でも、なかなか言うことも聞かずに
自分なりにやっていますという
感じで数年が過ぎていました。
先月に、急に歩くのが困難になり
近所の友達が心配になり、車で
送り迎えして受診されました。
今回思うのは、自分なりに
というのが最も危険だということ
自分の身体を守るのは
自分でしかないということ。
ダメだよという身体のサインを
見過ごさないようにすること。
自分ひとりだけで生きているという
思い違いをしないようにすること。
この方の目が死んだ魚のような目に
なったのは、脳の血流の悪さだけ
ではありません。
自分の意思ではどうしようもない位
老いていく自分の身体がいう事を
効かなくなっていくという恐怖と
絶望からきていたのだと思います。
このような時に気丈に振る舞う
気持ちが立派な方だからこそ
人には迷惑をかけないように
人の世話にはならないように
そんな想いから死んだ魚のような目に
なるほどに、目の前のことに囚われて
ただ精一杯日々を生きていたのだと
私は思いました。
もちろんこの方がそのまま人生を
幕引くということもありでしょうが
家族でもない周りの方がこれだけ
支えてくれるということは何かある
ということなんだろうと思います。
死んだ魚のような目になるという
ことは非常に危険な状態です。
その原因は様々です。
ただ体と心の両面からサポートする
必要があるということが
この症例ではよくわかると思います。
そして、
人たちが形成する場の持つ力は
絶大な力を発揮すると私は改めて
感じざるを得ませんでした。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「死んだ魚のような目」
というテーマでお届けいたしました。
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