サイドスローに変えてから背中が痛い原因とは?

スポーツ障害


さ~て、今回ご紹介する症例は、

外野手からピッチャーに変わった上に
投球フォームをサイドスローに変える
ように指示を受けてから、背中が痛く
なってしまった高校球児

が診察でお見えになる内容です。

気になっているあなたは
是非読んでくださいね!

野球少年

こんにちは。

「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「サイドスローと背中の痛み」
というテーマでお届けいたしますね。

同じように野球をしている方の
お役に立てるのではないか思います。

福岡県久留米市の整体師が診た!
【サイドスローと背中の痛みの関係】

問診自分

私:
「こんにちは。
今日はどうされましたか?」

サイドスローにした患者様:
「背中が痛いんです。」

私:
「なんで痛くなったんですか?」

サイドスローにした患者様:
「わかりません。」

サイドスローにした患者様の親:
「いや、ちゃんと言わんと?」

サイドスローにした患者様:
「2か月前まで外野手でしたけど
ピッチャーに変えられて、しかも
オバースローをサイドスローに
変えるように監督に指示されてから」

サイドスローにした患者様の親:
「初めは首が痛いとか
言いよらんかったか?」

サイドスローにした患者様:
「うん。首が痛かった。」

サイドスローにした患者様の親:
「だんだん肩が痛い、背中が痛い
とか言いだして、腰まで痛いとか
全身ボロボロになってるみたいで…」

私:
「なんでサイドスローなんですか?」

サイドスローにした患者様:
「いや、わかりません。」

サイドスローにした患者様の親:
「球の進入角度だと思いますよ。
見えにくいというかですね。
打たれにくいように。」

私:
「でも、身体がね?」

サイドスローにした患者様:
「はい。」

私:
「病院は?」

サイドスローにした患者様:
「病院は行ってません。」

私:
「あっ?そうね?」

サイドスローにした患者様の親:
「マッサージとか行くよりか
中尾さん所で一回ちゃんと
診てもらった方がいいとじゃない?
と言って連れてきたんです。」

私:
「兄ちゃんも野球でしたもんね。」

サイドスローにした患者様の親:
「はい。頑張りよります。」

私:
「そうですか。それはよかったです。
ちょっと投げる動作を診せて?」

投球動作中

私:
「なるほど…。どこが痛い?」

サイドスローにした患者様:
「左の背中のこの辺です。」

確認中

私:
「まずは肋骨がズレてるみたいね。」

サイドスローにした患者様の親:
「肋骨がですか?」

私:
「うん。ズレてますね。」

サイドスローにした患者様の親:
「何でですかね?」

私:
「投げる時にどうしても
引きつけるからでしょうね。
その時に当たってるんでしょう。」

サイドスローにした患者様の親:
「あ~引きつけんと
球に球威がつかないからですね。」

私:
「まあ、近いところから行くと
ここに問題があるように感じるけど
ここだけじゃないんですよ。

腰の筋肉の過緊張にも
問題があるようですよ。」

サイドスローにした患者様の親:
「腰ですか?」

私:
「腹筋しかしてないでしょ?
というか腹筋鍛えすぎです。」

サイドスローにした患者様:
「あっ。はい。」

サイドスローにした患者様の親:
「腹筋しかしよらんとか?」

サイドスローにした患者様:
「うん。背筋はしてない。」

私:
「ダメダメ。腹筋止めて下さい。
ただでさえ、前側しか使ってないのに
これ以上は要らないですよ。」

サイドスローにした患者様:
「はい。わかりました。」

私:
「この2つを調整してみましょう。」

サイドスローにした患者様:
「はい。お願いします。」

施術中

私:
「はい。投げてみて?」

サイドスローにした患者様:
「あっ。なんか少し変わったけど
まだ背中痛いです。」

私:
「そうでしょうね。
下半身がダメみたいですね。
仰向けで寝てみて下さい。」

サイドスローにした患者様:
「うわ~かなり痛いです。」

私:
「しょうががないよ~。
下半身が硬すぎるもん。」

施術中

私:
「はい。投げてみて?」

サイドスローにした患者様:
「あっ?痛くない?」

サイドスローにした患者様の親:
「ほんなこつか~?」

サイドスローにした患者様:
「うん。痛くない。」

私:
「投げる時の腕の振った時の
音が変わりましたね~。」

サイドスローにした患者様の親:
「背中の痛みが
下半身と関係あるんですか?」

私:
「それはあるでしょう?
この筋肉の繋がりがうまくいかないと
このどこに障害が起きても不思議では
ないんですよ~。

サイドスローと背中の痛み

下半身だけではないですよ。

腰の筋肉と肋骨のズレも影響して
背中の痛みになっています。

結局、下半身が安定してないから
腰も捻れないし、それをカバーする
ように腕で安定させようとするから
余計に引きつけないといけない。

さらに腕の引きつけによる上半身の
安定を頭でしようとするから首まで
痛くなるというわけですね。」

サイドスローにした患者様の親:
「う~ん。わかりやすい~。
下半身か~?ストレッチね~。」

私:
「ちゃんとストレッチしないと
また痛くなりますからね?」

サイドスローにした患者様:
「はい。わかりました。」

サイドスローにした患者様の親:
「ちゃんとせやんとぞ~。」

サイドスローにした患者様:
「わかっとるやん!」

と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。

この高校球児のサイドスローによる
背中の痛みは背中をマッサージしても
全く効き目はなかったようです。

それはそうでしょう。

説明の通り、筋肉の繋がりが
うまく機能してないために
痛みが出てきていました。

この高校球児は
下半身のストレッチ不足と
腹筋群の鍛えすぎにより
腰に負担がかかっていました。

この状態が長く続くのは
非常に危険なのです。

それは前後の両方の筋肉から
背骨が引っ張られてしまって
何かの拍子に分離症になる
可能性があるからです。

このころの分離症は知識があれば
未然に予防できるのに知らずに
発症してしまい、部活生活を
棒に振ってしまう子がいます。

これは非常に残念なことです。

今回は背中の痛みで済みましたが
下半身の柔軟性と共に本質的な
身体つくりをしておくことが
とても大事です。

そのためには信頼できる専門家と
日頃からきちんと診てもらっておく
ということは大事な事です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「サイドスローと背中の痛み」
というテーマでお届けいたしました。

同じようにサイドスローで背中が痛い
なら同じ事が原因かもしれませんよ!

同じようなご経験でお悩みのあなた!
是非、痛みの原因発見と解決の当院へ
ご連絡下さい。

予約先

当院は、カイロプラクティック、整体、カウンセリングなどを
融合させた徹底的に解剖学に基づいた独自の施術態勢を取って
おります。

福岡県久留米市・筑後・八女・佐賀県鳥栖市にお住まいの方で
病院でも治らず、いい整体・カイロプラクティックをお探しの方、
当院はその枠に留まらずにあなたの健康を支える方法を
アドバイスしております。

4万人の臨床経験をありますので、
安心してあなたのお悩みをお聞かせ下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました