さ~て、今回ご紹介する症例は、
野球で肘を痛めて、剥離骨折して
固定後にリハビリをしばらくするも
練習復帰後すぐに再発をする男性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは
是非読んでくださいね!
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
福岡県久留米市と東京都中央区で
病院では治らない症状を改善しまくる
トータルケア太陽の中尾和人です。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「野球肘を治す」
というテーマでお届けいたしますね。
同じように野球肘でお悩みの方の
お役に立てるのではないか思います。
【野球肘を治す方法について】
私:
「こんにちは。ご無沙汰してます。
腰が痛くなった?」
野球肘の患者様:
「いえ、腰は大丈夫です。」
私:
「あっ?そうね?
なら、どこが調子悪いの?」
野球肘の患者様:
「肘が~・・・。」
私:
「肘?」
野球肘の子のお母さん:
「先生、すいません。
お世話になっております。
ご無沙汰してすいません。」
私:
「あ~お母さん
お久しぶりですね~?」
野球肘の子のお母さん:
「はい。すいません。
ほら?あんた!自分でいう?
私から言おうか?」
野球肘の患者様:
「あっ、うん。」
野球肘の子のお母さん:
「腰はもう全然いいんです。
この子、今。ピッチャーしてて
肘が痛いとは言っていたんですけど
そんな大したことはないと思って
肘を冷やしたりしておけばいい
そんな感じだったんです。」
私:
「あ~いいじゃないですか?」
野球肘の子のお母さん:
「それが1月末になって…。
肘が痛い痛いって言うから
病院に連れていったら
骨折してるって言われて…。」
私:
「骨折?どんな風に?」
野球肘の子のお母さん:
「はい。
レントゲンを持ってきてますので。」
私:
「あ~はいはい。なるほど。」
野球肘の子のお母さん:
「剥離骨折って言われてたんです。」
私:
「あ~そうなんですね。」
野球肘の子のお母さん:
「それで2~3週間固定して
リハビリを続けていたんです。」
私:
「それで?」
野球肘の子のお母さん:
「でっ、3日前位に練習に復帰して
すぐにまた肘が痛いって言いだして
あんなにリハビリしたのに~?
って思って、先生にお願いに…。」
私:
「そうなんですね~。
でっ?どうしたら肘が痛い?」
野球肘の子のお母さん:
「ほら?あんた?自分で言って?」
野球肘の患者様:
「うん。」
私:
「どうしたら肘は痛い?」
野球肘の患者様:
「投げたら痛いです。」
私:
「投げたらね。じっとしては?」
野球肘の患者様:
「それは痛くないですけど
こうすると痛いです。」
私:
「なるほど。痛い場所を教えて」
野球肘の患者様:
「ここらへんです。」
私:
「そこは押さえて痛い?」
野球肘の患者様:
「触ると少し痛いです。」
私:
「どんなリハビリしたの?」
野球肘の患者様:
「リハビリの先生から初め
肩から腕をマッサージしてもらって
肩甲骨を柔らかくすることを体操して
投球フォームを診てもらったり…。」
私:
「ふ~ん。でっ?
なんで肘が痛くなったのか?
説明は聞いてるのかな?」
野球肘の子のお母さん:
「いや、だからそれが…。
投球フォームが悪いとか投げすぎとか
色々と言われたんですけど…。」
私:
「ふ~ん。なるほどですね。
それですぐに再発したわけですね。」
野球肘の子のお母さん:
「どうですか?」
私:
「まあ、ちょっと診てみましょう?」
野球肘の子のお母さん:
「はい。よろしくお願いします。」
私:
「とりあえず投げてみて?
軽くでいいよ?」
野球肘の患者様:
「はい。」
私:
「なるほど。じゃあ肘を触らせて?」
検査中
私:
「なるほど~。
これかなり肘の骨がズレてるよ?
肘は上腕骨、尺骨、橈骨という
三つの骨で形成されているけど
この尺骨が相当ズレてる。
お母さん、触ってみて下さい?」
野球肘の子のお母さん:
「えっ?私が触ってわかりますか?」
私:
「そう、素人が触ってもわかる
それくらいにズレてる。ほらここ?」
野球肘の子のお母さん:
「あ~本当だ~。嫌だ~。
あんた~大丈夫~???」
私:
「触られた感じも違うはずよ?」
野球肘の患者様:
「はい。すごい違和感あります。」
私:
「ここがズレてるから肘は痛いね。
何でズレてるかは後で説明するね。
その前にこの指に力を入れて?」
検査中
私:
「ね?全然力が入ってないね?」
野球肘の患者様:
「あ、はい。入らないです。」
私:
「ね?これは首から来ている神経
その指を動かす指令を出している
出力が相当に弱くなってる
これもフォームを崩す原因であり
肘を痛める原因でもある
わかるかな?」
野球肘の患者様:
「あ~なんとなく…。」
私:
「でっね?これらは二次的な発生した
ものであって、元々はこっちよ?
ところで分離症で痛かった足は
どっちだったかな?」
野球肘の患者様:
「左です。」
私:
「あ~そうかそうか。
この骨盤もそうだけど、この股関節
これが全然機能していない状態
どういう状態かというと
内側に入りっぱなしになってる。
ほら?左右を比べたら?」
野球肘の子のお母さん:
「あら?本当だ。嫌だ~。
あんた、大丈夫~~~???」
私:
「大丈夫じゃないですよ。
でも、自分でもわかるやろ?」
野球肘の患者様:
「はい。わかります。」
私:
「なら、ここらへんを調整するね。」
野球肘の患者様:
「はい。お願いします。」
調整中
私:
「はい。終わり。投げて?」
野球肘の患者様:
「はい。」
私:
「あっ?いいやん?ねっ?
野球肘の患者様:
「あ・・・。
私:
「あっ、じゃなくてどうなん?」
野球肘の患者様:
「いや、投げやすいです。」
私:
「どんな風に?」
野球肘の患者様:
「いや、体が開きやすいというか
腕が振りやすいというか
肘が痛くないというか…。はい。」
私:
「そうやろ?これをきちんと
セルフケアしていけばいいよ?」
野球肘の患者様:
「あっ、はい。」
私:
「あとね?まだ二週間くらいは
野球したらダメよ?治療が先。
甘くみていたら、次はねずみに
なったら、もう大変よ?」
野球肘の子のお母さん:
「ねずみですか。」
私:
「そう。肘の骨が剥がれて
中をねずみみたいに動き回って
神経に当たったりして、痛くてね。
そうなると、もうお手上げ。」
野球肘の子のお母さん:
「あ~あんた。
ちゃんということ聞いてよ~?」
野球肘の患者様:
「わかってるやん。」
私:
「ははは。まあそういうことで。」
野球肘の患者様:
「ありがとうございます。」
と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。
野球肘は野球をしている人には
大きなテーマでもありますよね?
これが実に残念な診方をしている
ケースが多いのが現状です。
人の身体は様々なところから
バランスを取りながら動いてます。
肘が痛いから肘周りを診る
これもひとつですが
もっと多面的に診て欲しいです。
ひとつは下半身との関係
フォームが悪いからフォームを変える
のではなく、なぜ?そのような動きに
なってしまうのか?を知る
往々にして、下半身からの力を
上半身に移行で来ていない
それから頚神経
腕を動かしている神経の出力不足
これはかなり大きなウエイトがあり
どういうことかというと
指の力が十分でないために
肘の方でボールが離れるところを
調整してしまっているために
肘とか肩に負担が知らず知らずに
かかってしまっているということ
それから骨の変位
病院では骨の骨折とかしか
レントゲンでは診ません。
でも、骨はある程度の動きがあり
それによってしなやかに動いてます。
その動きがなくなっていることで
筋肉や靭帯に負担がかかる
それにより野球肘が形成されます。
あと、細かいことはたくさんあるけど
今回はこの三つの要素が大きく絡んで
いたようです。
野球肘で苦しんでいるなら
肩甲骨も大切かもしれないけど
もっと多面的、大局的に診て
野球を存分にできるようになって
欲しいと思っています。
さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「野球肘の治し方」
というテーマでお届けいたしました。
同じようなご経験でお悩みのあなた!
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当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。
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なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。
あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。
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