稀ですがヒアルロン酸の副作用が膝を悪くすることがあります。

さ~て、今回ご紹介する症例は、

膝が痛くなったので病院に行くと
半月板損傷と診断されてから注射を
数回打つたびに膝の曲げ伸ばしが
出来なくなってきた50代女性

が診察でお見えになる内容です。

気になっているあなたは
是非読んでくださいね!

こんにちは。

「家庭の医学 in 久留米」
を運営している福岡県久留米市で
病院では治らない症状を改善しまくる
トータルケア太陽の中尾和人です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「ヒアルロン酸注射の副作用」
というテーマでお届けいたしますね。

同じようにヒアルロン酸注射を打って
いる方のお役に立てる内容になるかも
しれません。

【稀にあるヒアルロン酸の副作用】

私:
「初めまして、そんなに歩くのが
大変なほど悪いんですね?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「膝がですね~。」

私:
「何でそうなったんですか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「初めに痛くなったのは2か月前で
何かしたか?って原因を言えって
言われてもよくわからないんです。」

私:
「突然痛くなったんですか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「はい。前の日にストレッチをした?
それくらいしか思い浮かびません。」

私:
「で、病院に行かれましたか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「はい。初めにレントゲンを撮って
詳しく診るということでMRIを
撮ったら、半月板損傷と言われて。」

私:
「そうなんですね。
痛みが強いんですか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「痛みというか膝が曲がらないし
伸びないという感じなんです。」

私:
「初めからそうなんですか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「いや!それが初めは痛かっただけで
こんな曲がらないとか伸びないとか
そういうことはなかったんです。」

私:
「そうなんですね。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「手術を勧められたんですけど嫌で
そしたらヒアルロン酸注射を打って
三回打ったんですけどね。
なんか段々とこんな感じに…。」

私:
「初めはどんな痛みでした?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「立ち上がると痛かったんです。」

私:
「今はどうなんですか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「今はそれほど痛くないんです。
ただ何か挟まってるというか
膝の部分に引っかかってる?
そんな感じです。」

私:
「それでそんな歩き方になってる。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「初めは痛いからこんな歩き方かな?
自分では思っていたんですけど
歩いている時にあれ?膝が伸びない?
って感じで気づいたんです。」

私:
「そうなんですね。わかりました。
ちょっと診せて下さいね。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「はい。お願いします。」

検査中

私:
「少し熱がありますね?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「そうなんですか?」

私:
「少しですよ。
とりあえずこの熱を取るようにして
膝に負担がかからないようにして
様子をみてみましょうかね。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「わかりました。」

数回来院後

私:
「熱は取れたみたいですね。
膝の動きはまだまだですね~。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「そうですね~。
手術をしないといけませんか?」

私:
「いやそれはないと思いますけど
この膝の膨れた感じが違和感が
あってですね~。何か変?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「変ですか?」

私:
「う~ん。気になって調べたんです。
ヒアルロン酸の注射って種類があって
なんか悪さをすることがあるみたいで
なんかそれが関係してないかな?
とか思ったりしてるんです。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「あ~注射の影響ですか?」

私:
「いや~可能性ですよ。
明らかにヒアルロン酸注射を打ったら
痛くなってしまったとかはあるけど
痛みはないけど、関節のところに
留まって動きを制限するとかは
今まで診たことがないんです。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「あ~でも、そんな感じかも?」

私:
「ヒアルロン酸の注射の副作用で
腫れるとかあるみたいなんです。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「そうなんですか~?」

私:
「そうみたいです。
問題はヒアルロン酸の効果が
いつまで続くのか?ということで
短いのだと数日とか長ければ半年とか
言われているみたいですけどね。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「あ~なるほどですね~。」

私:
「もちろん筋肉とか関節とかも
調整していきますけど、少しそういう
可能性というのも考慮に入れておいて
もらっていていいですか?」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「はい。でも、どうしたら?」

私:
「だから曲げ伸ばしをできるように
関節を調整したり、ストレッチしたり
色々とやっていきましょう。
時間がかかるかもしれませんけどね。」

膝にヒアルロン酸注射をした患者様:
「わかりました。
手術しなくていいのならいいです。」

と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。

ヒアルロン酸注射は病院では一般的に
行われる膝の症状に対する処置です。

色々な意見があるでしょうけど
私は勧めません。

それはあまり意味がないものだと
私は思います。

アメリカの整形外科学会が
「ヒアルロン酸もはや推奨せず」
というガイドラインを発表してる
ことも一言付け加えておきます。

変形性膝関節症ガイドライン改訂版

ちなみにヒアルロン酸注射の種類は

一般的なアルツ・スベニール
副作用が知られるサイビスク
高価なモノビスク

というのがあるようです。

他に多分あると思います。

美容用にもヒアルロン酸はあるし
その持続効果は数年単位とか聞くから
関節の中にそれが入ってしまってて
関節の動きが制限されているとしたら
それは非常に悲しい事だと思います。

それはイメージで言うと
膝に水が溜まった状態に近いです。

当然、膝の動きは制限されます。

もし、そうなったら動かして
ガングリオンを潰すようなイメージ?

もしくは

もう一度抜いてもらうか?

そんなことをしていくのかな?

そんなことを思いました。

今回は可能性の話ですので
これがそうだ!と断定的な話では
ありませんので、参考程度で
お願い致します。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「ヒアルロン酸注射の副作用」
というテーマでお届けいたしました。

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