さ~て、今回ご紹介する症例は、
腰痛持ちの上に、介護職について3年。
汚物交換の時に腰が痛くてたまらない
久留米市在住の30代女性
が診察でお見えになる内容です。
気になっているあなたは是非読んでくださいね!
こんにちは。
「家庭の医学 in 久留米」を運営している
トータルケア太陽(福岡県久留米市)
心身療法士の中尾和人です。
さて、今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「介護での腰痛予防」
というテーマでお届けいたしますね。
同じように介護をしている腰痛持ちで予防に
興味のある方のお役に立てるのではないか思います。
福岡県久留米市の整体師が診た!
【介護での腰痛予防のポイントについて】
私:
「こんにちは。今日はどうされましたか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「介護の仕事をしているんですけど、腰が痛くて」
私:
「どんな時に腰が痛いですか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「どんな時って、もういつも腰が痛いので…。」
私:
「じゃあ、一番最後に、どんな動作をしたときに
痛みを感じたか?覚えていますか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「そうですね。朝、いつもなんですけど、
ベットから起き上がるときに横向きになると痛いし
寝返りをした時にも痛かったですね。」
私:
「う~ん、なるほど。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「2年前に腰がものすごく痛くなって、病院に行って
MRIを撮ってもらったら、ヘルニアだと診断されました。」
私:
「もうちゃんと出ていたんですね?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「はい。もうしっかり出ていました。」
私:
「介護の仕事を始めて何年ですか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「介護の仕事を始めてからは3年になります。」
私:
「介護の仕事を始めてから腰が痛くなったんですか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「いや、前の仕事の時に物を持とうとしたときに
ぎっくり腰になったりしていました。」
私:
「ふ~ん。介護の時は二人組でやるんですか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「そういう時もありますけど、一人で介護するときも
あるんですけど、一人で汚物交換の時なんか
もう腰が痛くて、たまらないんです。」
私:
「そうですよね?どんな感じでやっているんですか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「どんな感じって?こんな感じなんですけどね。」
私:
「あ~、そうやっているんですね~。
あの~腰の痛みはおそらく簡単に取れるんですけど
その体の使い方を変えないと、またすぐに痛くなる
と思いますから、まずは身体の使い方を教えますね。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「あっはい。お願いします。」
私:
「まずは実際に、僕があなたの汚物交換するなら?
という設定でやってみますから、横になって下さい。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「えっ?あっ?はい!」
私:
「こうやって~、こうやって~!」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「えっ?えっ?えっ?」
私:
「ねっ?僕、楽そうでしょう?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「うん。すごく。私、結構重たいのにな~
なんか赤ちゃんになったみたいでした。」
私:
「ポイントは、腰の位置、高さです。
あなたの変え方は、太ももをベットに当てて
固定しようとしているんですけど、それだと
上半身だけを使っているので、辛いんです。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「あ~確かに…。」
私:
「足を開いて、腰を落とすと身体をうまく使えます。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「あ~なるほどね~。」
私:
「それから、汚物交換の時に患者さんを横向きに
したままにするために固定する手の置き方
あなたは背中を押えているから、患者さんが
前に倒れたり、後ろに倒れたりして、安定しない
安定しないから、余計に力を使うし、時間はかかる」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「そうそう、そうなってしまうんです。」
私:
「患者さんが横に向いたままにしておく時に
固定する場所は骨盤を押えてあげると一番安定します。
こんな感じにね。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「あ~本当だ。かなり安定する。」
私:
「そして、最後に汚物交換する前に患者さんを
まずは自分が立つ側のベットの端に寄せる
面倒なようですけど、実はこのひと手間をする
だけで、全然、楽に行えるようになります。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「患者さんを寄せるね~。」
私:
「こうやると、患者さんが嫌がるかもしれないと
思うかもしれないけど、汚物交換していて自分が
きついということは患者さんもきついんです。
だから、自分が楽にあると患者さんも楽なんです。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「なるほどね~。」
私:
「自分がきついから、もうとにかく、こなさなければ!
という気持ちでやっていると辛いでしょう?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「そうそう!もうとにかく、こなさないと!となります。」
私:
「ねっ?自分が楽になると、余裕ができて
患者さんとコミュニケーションが取れるようになったら、
患者さんが気を使ってくれて、自分で動いてくれたり、
協力的になったりしてくれるかもしれないじゃないですか?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「あ~そうなったらいいですね~。」
私:
「ねっ?そしたら仕事も、もっと楽しくなりそうでしょ?」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「はい。そんな気がしてきました。」
私:
「ねっ?しっかり体の使い方を覚えて帰って下さい。」
介護職で腰痛を予防したい患者様:
「はい。明日から早速やってみます。」
と、ここまでが、患者様と私との問診のやり取りです。
介護は本当に大変です。
せめて自分の身体が楽でなければ、
続けていくこと自体が苦痛になってしまいます。
それでも容赦なくやることはやることとして
当たり前のように迫ってきます。
介護をしていて、腰痛になっている方は
体の使い方がおかしいかもしれません。
ぜひ、腰を落として、介護している人の位置を
自分の方に寄せるということを覚えてください。
たまたまこの患者さんがお見えになられたので
今回の「家庭の医学 in 久留米」は
「介護での腰痛予防」
というテーマでお届けいたしました。
同じように介護をしていて腰痛持ちで
予防に興味のある方は体の使い方が問題かもしれませんよ!
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