本質的な手術した膝の反対側が痛くなる理由とは?

こんにちは。トータルケア太陽の中尾です。

膝が痛いという方が手術をしたあとに、反対側もしておきましょう!と当たり前のように言われるのが今の医療です。実際に今、手術をした後の方なんか私の言っている事がよくわかると思います。

これには私は本当に情けなく思っていますし、それは本当なのでしょうか?

それでは実際の話ですが、先日もこの地域ではNo.1と言われる膝専門病院に通院している患者さんがお見えになりました。

その方は2011年にその病院で右側の膝の手術をされています。そして、左の膝が段々と痛くなってきてて、病院で通い続けていたのですが、徐々に悪化して、今年の1月には左の膝が痛くて、歩くのもままならない状態になってしまいました。

そうして、手術の時期が来たということを病院で告げられたのですが、まだ仕事もしていることもあり、手術をしたくないという思いから、私の元を訪ねてきたわけです。

実は、この方は私のところに来たことのある方から、一年以上前に紹介されていたのですが、やはり病院ではないところにいくというのが非常にハードルが高かったのか?病院に疑問を持ちながらも通い続けていたのです。

こういう人は多いですよね。

さて、状態を診ると、左の膝に水がものすごく溜まっていましたし、骨盤は正面を12時とすると、反時計回りに回転していました。

病院、整体など治療をしてくれる処で膝に水が溜まった場合の対処の仕方で今、何をすべきなのか?してはいけないのか?ということを知らないなんてことはよくあることですが、患者さんはそれらの説明をきちんと求めるべきです。それを聞いて納得してから治療を継続するべきです。

また骨盤が歪んでいるというもの同じことでなぜ?骨盤が歪むのか?ということをきちんと説明してくれないところはダメです。

ほとんどの場合は、説明ができますし、それがわからないと、何かしてもらった時はいいんだけど?ということになりかねないのです。

何でこんなことを言うのか?というと、結局、原因の根っこがわからないとずっと、触ってもらって通うということになるからで、それはおかしいと言いたいのです。例に出した方も当然、同じようにそこらへんも問題を抱えていましたが、それは結果であって、本質的な問題の根っこではないのです。

さて、本題の膝を手術したら、反対側も痛くなる、もしくは手術をする羽目になるということの核心的な部分に入りたいと思います。

理由は超絶簡単です。

手術した側の脚の方が長くなるからです。

手術した側には人工関節が組み込まれています。その際にその患者さんの状態によっては脚の長さは1~2cmほど長くなったりしますので、常に反対側の脚がつく際には高低差がある状態で負荷がかかるわけです。

すると、当然、積み重なってくると、膝の負担は大きくなってきて、痛みが出始めるということになります。

それに手術をするまで膝が痛くなっている時には、大抵が両膝は変形していて、O脚になっている事が多いです。手術した側は真っ直ぐなのに、していない方は曲がっている。

よくかばうから痛くなるとか言いますが、かばっているんじゃなくて、構造上、負荷がかかるようになっているというだけのことも多いのです。

この方もそうでしたが、それが長く続いていると、左の手術していない方は、負荷がかかり続けるために、骨は圧縮されて、短く太くなっていきます。すると、さらに高低差が高まり、負荷は増大していきます。すると、悪化です。

また右脚の方が長いわけだから、骨盤は当然、右側が高くなります。実際に、症状で苦しんでいる人は鏡でみてみるといいでしょう。これ実は股関節の手術をした人でも同じことが言えます。これで骨盤を歪み始めます。さらに体重の負荷のかかり方が複雑になってきて、様々なところへ痛みが出てくるようになってきます。

では、どうすればいいのか?膝の水の対策とか、その他、もろもろありますが、一番自分でやってもらわないといけないことを説明します。

それは脚の長さを自分で中敷きを入れたり、病院に出入りしている装具屋さんなどに相談して、足の長さの高低差を無くすようにすることです。

ここが一番の肝になります。これだけで随分と痛みが取れることも多いです。

どうでしょうか?そんなことで?思うかもしれませんが、なかなかこういう風にして、治療を進めてくれるところはないようです。でも、それをしないとおそらく治療の効果や実感として、あまり感じることはできないでしょう。

私が常に日頃から言っている、私が治すのではない。自分で治すというのはこういうことなんです。一般的には、なかなか今のところはわかってもらえないことが多いですけど、素直に実践された方は、殆どが膝の痛みからは解放されています。

参考にされてください。

パソコンを使った遠隔でも、状態を診て、指導を出来るようにしていきたいと思いますので、私に診て欲しいという方はトライしてみて下さい。

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