身体の衰えで落ち込む高齢者に伝えておきたいこと!

さ~て、今回ご紹介する症例は、

ある出来事がきっかけで体の衰えを
感じ始めて、色々と症状が出てきて
気分が落ち込んでいく80代女性

が診察でお見えになる内容です。

こんにちは。

「家庭の医学 in 久留米」
を運営している
福岡県久留米市と東京都で
病院では治らない症状を改善しまくる
トータルケア太陽の中尾和人です。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「高齢者によくある体調不良の原因」
というテーマでお届けいたしますね。

同じように身体が衰えたと感じる
高齢の方はもちろんですが
高齢の親が何だか元気がなくなって
いる方も参考になることがたくさん
あると思いますのでご一読下さい。

【血圧ばかりを測ってませんか?】

私:
「こんにちは。
何だか体調が悪いそうですね?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうなんですよ。
ずっと何というか体調が優れない
というか、調子がよくなくて…。」

私:
「どんな風によくないんですか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「頭がフラフラ~とするというか
頭の中を血なのか?わからないけど
それがスウ~と移動したみたいに
なるとあ~来た来た!みたいで…。」

私:
「めまいがするんですか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「めまいとまではいかないというか
少し意識が遠のきそうな感じもするし
何かよくわからないんですよね。」

私:
「メニエルあったんでしたっけ?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「あ~めまいのひどいやつですよね?
昔はあったけど、今はあんまり
感じないんですよね。」

私:
「検査は行ったんですか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「はい。頭も調べてもらいましたし
血液も調べたりしてもらってますが
これと言って異常はないから
お医者さんも様子見ましょう!
ってばかりでですね~。」

私:
「異常はないんですね~。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「お医者さんは悪い所ないから
大丈夫です。気にしないで!
と言われるけど、悪いんだけどな~
と思うんですけどね~。」

私:
「そりゃ~そうですよね。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「私は血圧が元々高いからですね。
調子が悪い時には血圧が上がって
調子が悪いのかな?と思って
こうして測って記録してるんです。」

私:
「あ~こんな感じなんですね~。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「血圧が高い時が悪い時もあるけど
そうでない時にも調子が悪いって
書いてるでしょ?」

私:
「大体昼過ぎに悪いって
書いてあるみたいですよね?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「午前中も悪い時もあるとは思うけど
そう書いてますかね~。」

私:
「この悪いって時の悪いって
これって動悸がするとかですか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうですね。胸が苦しくなるとか
喉の処が何か締め付けられるとか
そんな感じのことですよね。」

私:
「その時はどうしてるんですか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「深呼吸するしかなくて
落ち着いてからまた血圧を測って
みると、少し下がってる感じです。」

私:
「その時も血圧を測るんですね。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「血圧が気になるものですから。」

私:
「まあそうですよね。
どこも悪いところなかったら血圧を
気にするのがわかりやすいから
気になっても仕方ないですよね。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「はい。そうなんです。
もうこうなってからは買い物にも
行きたくなくなってしまって
娘に買って来てもらうんです。」

私:
「そうなんですね~。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「したい!という気が無くなってきて
身体が衰えてきているから仕方はない
とは思ってはいますけど…。」

私:
「あれですもんね?
初めに体調不良になり始めたのは
夏の下血の時でしたもんね?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「あ~それは怖かったですね~?
いきなり血が出るものだから
結局、何もなかったんですけどね。」

私:
「その後には脱水症状で倒れた?
のが先でしたっけ?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうです。あれも大変でしたね。
あの後からいつも水分を取るように
しているんですよ。」

私:
「それはいいことですね。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「それがこうして水分を摂ってても
口が乾いてくるんですよね?」

私:
「そうですか~。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「それから脚も攣るんですよね?」

私:
「寝てるときですか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうですね。夜に攣ります。
何でなんでしょうかね~?もう…。」

私:
「よく似た症状で同じ年齢位の人が
いたんですよね~。あれでしょ?
午前中に長い時間座ったままで
新聞読んだりしてませんか?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「新聞は毎日読んでますよ。
全部読むと結構時間がかかりますから
2時間くらいは読んでますよね。」

私:
「そうでしょう。
私が知っている方はその後にも
クロスワードしたり、読書したりして
ずっと座ってる事が多かったんです。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「あ~そうですね~。座ってますね。
読書したり、テレビを見たりして。」

私:
「でっ、午後から心臓と言うか
胸が苦しくなって、血圧を測ると
高いから。それで余計に心配になって
また苦しくて、頭もぼお~として」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうです。
同じような人がいるんですね?」

私:
「はい。ほぼ同じですね。
これどこかが悪いとかじゃなくて
動かな過ぎなんですよ?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「動かな過ぎですか?」

私:
「そう。色々と心配でじっとして
安静にしている内にどんどん
気分が落ち込んでしまって
体調まで悪くなるやつです。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「あ~それはありますね~。」

私:
「血圧は自律神経が関係してますから
本当は朝から動きだして交感神経を
刺激して、血圧を上げていくのが
理想なんですよね。

それが朝からじっとしているから
神経のリズムも狂ってくるし
水分もあまり摂らずに、血液も
ドロドロになってしまって

そして、昼から交感神経が上がり
始めて、いよいよ3時位になると
血圧が上昇してきて動悸がしたり
するという感じなんです。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そんな感じですよね。

私:
「だから10時くらいに一度外に出て
散歩でもしたらいいんですよ。
家に居ると刺激がなさ過ぎて
ホルモンも出てきませんしね?」

身体の衰えを嘆く患者様:
「全くおしゃべりすることも無くて
一日黙って過ごしている事が多い
のは確かにありますよね。」

私:
「すると、悪い所探しが始まって
血圧しかないからそれでドツボに
ハマっていくんですよね。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうですよね。
要は気分次第ということですね。」

私:
「そうそう。動けばいいんですよ。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そういえば昨日は梅を見に行ったら
歩けるかな?と思ったけど、歩いて
いけましたから、意外と身体は
弱ってるようでまだ大丈夫でした。」

私:
「そうですよ。身体は
そんなに衰えてはいないんですよ。
ちょっと色々と続いてしまったから
気分が落ち込んでしまったんですよ。」

身体の衰えを嘆く患者様:
「そうですね。
何か少し勇気が湧いてきました。」

私:
「そうそう。まだまだ大丈夫ですよ。」

と、ここまでが、患者様と
私との問診のやり取りです。

この高齢者の気分の落ち込んでいく
というのには特徴があります

何か血を見るとか

転倒してしまったとか

めまいがしたとか

とにかく体の自由が効かなくなった
という想いをしたことがあることが
多いのです。

これはこれくらいはできる!
そう思っていたのに出来なかった。

そういう経験が自分が衰えたから
ということで自信を無くしてしまう
ということが起因します。

そして

症状としては色々と感じているけど
検査では異常はなしと言われてて
手立てがないと状態です。

だから

自分で簡単にわかるのが血圧だから
それに執着するように頻繁に血圧を
測るという事をしています。

ふらつく、胸が苦しい、足が攣る

これらのすべては動かな過ぎが
原因といっても過言ではありません。

家から出ずに、どんどん塞ぎ込んで
症状だけが気になってしまうのです。

だから

こういう症状が出ているのなら
検査で異常がないと言われたのなら

どうか

午前中に外に出て、散歩して下さい。

筋肉を動かして、血液を全身に
循環させてあげて下さい。

太陽の光を浴びて下さい。

部屋から出て、色々と見聞きして
外で何が起こっているかに興味を
持ってみて下さい。

すると

自然と抱えている症状は
気にならなくなってくるものです。

どうか午前中に外に出て下さい。

それが一番の効用となります。

さて、
今回の「家庭の医学 in 久留米」
「高齢者の気分の落ち込み」
というテーマでお届けいたしました。

同じようなご経験でお悩みのあなた!
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当院は、病院では治らない症状でお悩みのたくさんの方にご来院いただいております。身体の構造を解剖的観点から論理的にアプローチするのはもちろん、心が身体に及ぼしているものをセッションを通して、または栄養面から診たりと、その方にあったトータルケアをあらゆる方面から探り、健康へのアドバイスを行っております。もっと言うなら人生を生きる喜びを思い出して欲しいとそう思っております。

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なお、電話、メール、コメントでの症状に関するご相談には応じておりませんので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。

あなたと出会い、笑顔を取り戻してくださる日を心より楽しみにしております。

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